いわゆる物理的なCPU(プロセッサー)に当たるのが「ソケット」であり、その下にコア(物理プロセッサー)と論理プロセッサーがある(図1)。論理プロセッサーは、インテルのハイパースレッディング・テクノロジー(以下SMT)のように、ひとつの物理プロセッサーが実現する複数のプロセッサーを指す。例えばPentium IIIのようなシングルスレッド・シングルコアのプロセッサーならば、「1LPで1コア、1ソケット」。現代のCore i7-3770ならば、「8LPで4コア、1ソケット」になるわけだ。 また最近のCPUは、パッケージ内にメモリーコントローラーを内蔵するのが当たり前になっている。複数のソケットを使うマルチプロセッサーシステムの場合、それぞれのソケットに接続されたメモリーを合わせて、ひとつの物理メモリー空間を作る。そうなると、自分以外のソケットに接続されているメモリーにアクセスするには、ソケット