著者はまず、「より多角的な視点で物事を考える思考のプロセス、結果に対するアプローチの仕方、知識の応用の仕方が本当の実力」であるという持論を提示します。そして、結果として「売上」などの結果を生み出すことになるその力こそが「知恵」であるとも。 『僕たちは知恵を身につけるべきだと思う』(森田正康著、クロスメディア・パブリッシング)は、そのような考え方を軸に、著者が「『これって知恵だよね』と思うことをあらゆる視点で書きつづってみた」書籍です。 本書では「才能を捨てる」「人気者になる」「うまく立ち回る」「人の上に立つ」など、さまざまな角度からの<知恵の活かし方>が紹介されています。それぞれが興味深い内容なのですが、特に実践的だなと感じたのは第4章の「アイデアを実現する」。ポイントを抜き出してみましょう。1. 「クリエイティブな仕事」には 夢ではなく現実が詰まっている