![株式会社ジー・サーチ、2019年8月30日から企業・大学・研究機関を対象とした産学官連携の研究パートナー探索サービス「JDream Expert Finder」を提供開始](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7cab7903e416b2fdf7371adec7e411f5c8034d8a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcurrent.ndl.go.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F09%2FOGP.png)
2019年7月23日、国立国会図書館(NDL)は、国立国会図書館デジタルコレクションに、図書約900点、雑誌約24,800点を追加しました。 図書、雑誌の追加分とも、本文はインターネット公開していませんが、書誌事項(タイトル、著者等)や目次はインターネットからの検索が可能となっています。今回の追加により、NDLが「国立国会図書館デジタルコレクション」で提供するデジタル化資料の総数は約272万点となりました。 図書、雑誌約25,700点を「国立国会図書館デジタルコレクション」に追加しました(NDL, 2019/7/23) https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2019/190723_01.html 参考: 勝海舟の旧蔵文書753点が国立国会図書館デジタルコレクションで公開 Posted 2019年3月13日 http://current.ndl.go.jp/node
2019年7月23日、総務省は、データサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス入門」の受講者募集を開始しました。 同講座は、日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)公認の配信プラットフォーム「gacco」において2019年10月8日から開講されます。受講に係る登録料、受講料は無料です。 2018年5月に実施した講座を再び開講するものであり、統計学の基礎やデータの見方に加えて、国際比較データを使った分析事例や公的データの入手・利用方法の紹介等を通じ、データ分析の基本的な知識を学習することができます。 データサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス入門」の受講者募集開始(総務省, 2019/7/23) http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01toukei09_01000046.html データサイエンス・
「最終講義 韓国語版 あとがき」としてこんな話を書いた。 みなさん、こんにちは。内田樹です。 『最終講義』韓国語版お読み頂きまして、ありがとうございます。 これは講演録です。講演録といっても、録音を文字起こししただけだと、話がくどすぎたり、逆に説明が足りなかったり、言いかけた固有名詞や年号や数値が思い出せなかったり、間違えたりというころがあるので、読みやすくするために少しは加筆しています。でも、だいたい話すときは「こんな感じ」です。 「あとがき」に書いてある通り、講演のときに僕はあまり準備をしません。その場に行って、看板を見上げて「あ、今日はこんな演題なんですか」と驚くことさえあります。それでも、「どういう演題でお話頂けますか?」という問い合わせに対して自分で選んだ演題ですから、その時点では「こういう話をしよう」という腹案があったはずです。自分の腹の中のどこかにあるものなら、探せば出て来ま
Scholarly Kitchenは、7月2日、"Guest Post: Plan S and Humanities Publishing"と題する記事を公開した。 本記事は、著者が所属する人文系出版社Brill社に焦点を当て、その概要や、ハイブリッドジャーナルにおいてOA論文へのアクセスがペイウォール論文を圧倒している現状、OA化への対応はPlan S発表前から喫緊の課題であったことを著述。さらに、人文・社会科学とSTMでは出版におけるOA化のスピード感の違いや、人文・社会科学に対するAPC助成の少なさなどを紹介。 Plan S発表後に大手出版社のみが生き残ると主張する中小出版社の態度や大手出版社同士がいがみ合う現状を指摘しながら、出版社の規模の大小に関わらず建設的な議論を進めるべきこと、特に中小規模出版社は協力体制を構築していくべきことなどを説いている。 [ニュースソース] Guest
Springer Nature社は、7月11日、ResearchGateと行っている、キャンパス内外における学術コンテンツの閲覧とダウンロードを容易にするためのパイロットを延長すると発表した。 新たな2次パイロットでは、共有するコンテンツを4倍に増やし、異なるデバイスやキャンパス外からのコンテンツへのアクセスを改善するためのソリューションを検証する。 なお、1次パイロットは、700名以上のResearchGateユーザーから、高評価を得たという。 [ニュースソース] Springer Nature and ResearchGate extend content sharing pilot following positive feedback ― Springer Nature 2019/07/11 (accessed 2019/07/12) [小欄関連記事] 2019年03月08日 Sp
Digital Science社は、7月8日、"Factors Influencing Open Access in UK Research Institutions"(試訳:英国研究機関のOA(オープンアクセス)に影響する要因)と題する記事を公開した。 本記事では、 OAの概要を示し、各国および英国の研究機関の16年間のOA動向の移り変わり、そして今後などを概観している。 同社が1月に公開した報告書"Ascent of Open Access"から、OAへの寄与の高い上位12か国の2000年から2016年の変遷などを紹介したうえで、英国の12研究機関についても同様の分析を行い、これらの研究機関が英国のOAに貢献してきた理由も併せて示している。 さらに本記事では、OAが進展する要因として、英国におけるREF(Research Excellence Framework)2021など、OAの義
LIBER(欧州研究図書館協会)は、7月9日、Plan Sに関わる取り組みや経験の共有を図書館に呼びかけた。 LIBERは、Plan S改定版への賛意を示し、同協会の懸念事項が包括的に反映されていることなどに対し感謝の意を表明した。 その一方でLIBERは、図書館がPlan Sの準拠においてさまざまな課題に直面しているとし、「OA(オープンアクセス)出版あるいはOAプラットフォームの運用」「OAリポジトリにおける学術論文のデポジット」「移行契約交渉」の3点について、発表などを通じた各図書館の経験の共有を呼びかけている。 [ニュースソース] Plan S: LIBER Calls on Libraries to Share Successes & Challenges On the Road to Compliance ― LIBER 2019/07/09 (accessed 2019-07
Emerald Publishingは、社会科学領域の新たなデジタルリサーチプラットフォームを本格始動したと発表した。 同プラットフォームは、6大陸12の大学と共同で、340ジャーナル、2,000冊の図書、1,700のケーススタディ、OA(オープンアクセス)コンテンツを検索できるEmerald Insightを、全面的に見直し再構築したもの。2019年3月に同プラットフォームの立ち上げを発表していた。 [ニュースソース] Emerald's new Insight platform goes live ― Emerald Publishing (accessed 2019-07-09) [小欄関連記事] 2019年03月25日 Emerald Publishing、社会科学領域の新たなデジタルリサーチプラットフォームの立ち上げを発表
OASPA(Open Access Scholarly Publishers Association、オープンアクセス学術出版社協会)は、7月3日、同協会の会員(出版社、ジャーナルなど)が出版したOA(オープンアクセス)論文数、CC BY論文の伸び率などを公開した。 同協会の会員は、2000年から2018年までに139万2,051の完全OA論文を出版しており、2018年単年では26万1,612を出版。2017年(ハイブリッドも含む)に比べると23%増加した。さらに、CC BY論文の割合も2017年から18%増加。OA論文数、CC BY論文数ともに、堅調な伸びを示したという。 [ニュースソース] Rate of growth for CC BY articles in fully-OA journals continues for OASPA members ― OASPA 2019/07
松岡亮二『教育格差:階層・地域・学歴』ちくま新書, 筑摩書房, 2019. 日本における教育格差を、幼児教育・小学校・中学校・高校の各ステージで検証するという360頁に及ぶ厚い新書版である。学術書ではないが、図表が満載かつ文章も図表の説明がほとんどで、こういうのに読み慣れていないと辛い本だろう。著者は早稲田大学所属の若手研究者である。 書籍全体を通じて、学力、意欲、勉強時間、所属学校の偏差値などなどについての、階層別のデータがこれでもかこれでもかと繰り出される。その結論は、日本は国際的にみて凡庸な教育格差社会であり、他の国がそうであるように親の社会経済的地位や居住地域によって教育水準が決まってしまう、ということである。その差は、幼児期から始まり、高校までずっと維持されるという。(ただし、最終学歴獲得・初職・現職を通じて、格差が拡大するわけではなく、維持されて平行移動するとのことである)。
いつも思うんだけど、執筆者署名は冒頭にほしいなって。読み始めて5秒で、これ誰が書いたんだろうって気になってガッとスクロールする毎回。 あと、とっくにバレてると思うんですが、要するにCAをダシにして自分の言いたいことを言ってるというだけの企画です、そんなつもりではなかったんだけど。 ●E2152 - 起業における図書館活用(2)ちいさなおはぎ屋はじめました http://current.ndl.go.jp/e2152 これを読んで一番に考えたことには、これまでのカレント・アウェアネスにはあまりジャーナリズム的なものは感じられなくて、それはもちろんそういうつもりではやってないからってことなんだろうけど、ジャーナリズム的に記事が書かれたカレント・アウェアネスをどこか求めている自分がいるにはいるわけです(それは別に図書館雑誌からも感じないし)。カレント・アウェアネスはそれこそキュレーション的なこと
(05/04)テスト (04/04)テスト (03/04)テスト (02/26)2/26 (02/04)テスト (01/05)yesterday’s lunch (01/04)テスト (01/01)today’s osechi & zouni (12/25)today’s lunch (12/18)today’s lunch (12/11)today’s lunch (12/11)today’s lunch (12/07)あなたに文学が何だか決める権利はない――福嶋亮大「文壇の末期的状況を批判する」批判 - wezzy|ウェジー (12/07)あなたに文学が何だか決める権利はない――福嶋亮大「文壇の末期的状況を批判する」批判 - wezzy|ウェジー (12/04)テスト (12/04)テスト (08/16)事務連絡 : egamiday3 終了のお知らせ (07/10)2023年5月・6
2019年7月18日、米・コーネル大学が運営するプレプリントサーバarXivのブログarXiv.orgに、2019年5月31日に改訂された「Plan S原則」、「Plan Sの実現にかかる手引き」に基づいて、Plan S準拠のためのarXivにおける技術的な考慮事項に関する記事が投稿されました。 arXivは記事の中で、改訂版「Plan Sの実現にかかる手引き」はより内容が明確で達成可能なものになったと評価し、改訂版の手引きで示された「OAリポジトリの要件(Part III Section 2.1 (Requirements for Open Access repositories))」に基づき、技術的な考慮事項を次のように表明しています。 ・必須要件(Mandatory criteria)について、arXivはほぼ全て達成しているが、資金調達情報を信頼でき、かつ維持可能な形で追跡できる機
2019年9月28日、YMCA国際文化センター(大阪市)において、「図書館総合展2019 フォーラム in 大阪」が開催されます。 関西の図書館・博物館・公文書館に関する最新動向を、〈Open〉をキーワードにして通観し、図書館関係を超えて各パートの相互理解と、文化施設をめぐる最前線の情報を社会に広く届けることを目的としたフォーラムです。 フォーラムは3部構成で、以下のようになっています。 ・[第1部]「リレートーク 関西の図書館・博物館・公文書館等の最前線」 登壇:井上昌彦氏(関西学院大学職員)、伊達深雪氏(京都府学校司書、edit Tango)、山崎竜洋氏(五條市教育委員会文化財課)、砂川佳子氏(和歌山県立文書館)、きたむらきよこ氏(ししょまろはん)、大月英雄氏(滋賀県県政史料室)、天野絵里子氏(京都大学学術研究支援室)、大久保ゆう氏(青空文庫/京都橘大学) 司会:福島幸宏氏(東京大学大
2019年7月19日、文部科学省が、「iPadを活用したPDF版拡大図書について」を公表しました。 慶應義塾大学では、同省から受託し、高等学校用の教科用拡大図書の普及を目的に、特別支援学校(視覚障害等)高等部において、PDF形式の教科書デジタルデータを拡大機能を有するタブレット型情報端末等を用いて、教科用拡大図書と同様に使用し得るための諸条件等について調査研究を実施しており、その内容を紹介するものです。 新着情報(文部科学省) http://www.mext.go.jp/b_menu/news/index.html ※令和元年07月19日欄に「iPadを活用したPDF版拡大図書について」とあります。 iPadを活用したPDF版拡大図書について(文部科学省) http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/1411600.htm iPadを活用した
2019年7月19日、Google Scholarは学術雑誌のインパクト指標を提供するサービス“Google Scholar Metrics”の値を2019年版に更新しました。 2019年版では、Googleのガイドラインに準拠したウェブサイト掲載の雑誌論文及び工学・コンピューター科学の分野での選択された会議論文を対象に、2014年から2018年の5年間の掲載論文数と被引用数に基づいた値が提供されています。 2019 Scholar Metrics Released(Google Scholar Blog,2019/7/19) https://scholar.googleblog.com/2019/07/2019-scholar-metrics-released.html 参考: Google Scholar、学術雑誌のインパクト指標を2018年版に更新 Posted 2018年8月6日
2019年7月22日、国立歴史民俗博物館、京都大学、東京大学が連名で、古文書史料の市民参加型翻刻プラットフォーム「みんなで翻刻」を同日にリニューアル公開することを発表しました。 「みんなで翻刻」は、国立歴史民俗博物館・京都大学古地震研究会・東京大学地震研究所のメンバーを中心に開発が進められています。今回のリニューアルの概要として、以下の点が挙げられています。 ・IIIFに対応したことにより、国立国会図書館や国文学研究資料館など、さまざまな機関が公開するデジタル史料を「みんなで翻刻」で扱うことが可能となったこと ・「東寺百合文書」や、東京大学附属図書館が所蔵する地震史料のコレクション「石本コレクション」を公開し、市民と協働で翻刻を進めるとともに、翻刻されたテキストはオープンデータとして公開すること ・AI による「くずし字」の自動認識機能を搭載し、「くずし字」に慣れない初心者でも、AI の支
愛知県の田原市中央図書館において、2019年8月4日、「図書館で議員と語ろうホリデー」が開催されます。 田原のまちの気になること、ほっておけないこと、田原の未来のために提案したいことなどを、市議会の議員と図書館で気軽に話すものです。 同館では関連図書の展示も行われています。 【中央図書館】図書館で議員と語ろうホリデー(田原市図書館) http://www2.city.tahara.aichi.jp/section/library/info/1908meetingholiday.html 図書館で議員と語ろうホリデー(田原市議会) [PDF:1ページ] http://www2.city.tahara.aichi.jp/gikai/katsudou/4/pdf/houkokukai010804.pdf @tahara_lib(Twitter,2019/7/21) https://twitter
シンガポール経営大学(SMU)図書館に所属するAaron Tay氏によるブログ“Musings about librarianship”の2019年7月3日付記事で、フルテキスト文献へのアクセスを支援するブラウザ拡張機能6種類の比較が紹介されています。 記事内で比較対象となっているのは、オープンアクセス(OA)文献、及び機関購読によりフルテキストが利用可能な文献へのアクセス支援の機能を持つ以下の6種類のブラウザ拡張機能です。 ・Lazy Scholar (インディアナ大学のColby Vorland氏が提供・無料) ・Google Scholar Button (Googleが提供・無料) ・Lean Library (Sage社傘下のLean Libraryが提供・定額制) ・Kopernio (Clarivate Analytics社傘下のKopernioが提供・無料だが高機能版のKo
2019年7月17日、データリポジトリDryadとZenodoが共同してパートナーシップの締結を発表しました。Dryadはデータのキュレーションとデータ公開に関する代表的なリポジトリで、過去10年特に研究データに焦点を当てて活動しています。Zenodoは欧州原子核研究機構(CERN)とOpenAIREが開発した研究成果共有のためのリポジトリです。 両者は提携の背景として、論文以外の研究成果物の保存場所が散逸し不適切に取り扱われている等の現状を挙げ、こうした問題を解決し、オープンな研究で得られたベストプラクティスをより一貫した形で研究者へ提供することを提携の目的としています。 また、この提携を活性化させるため、米国のスローン財団(Alfred P. Sloan Foundation)から、研究者や出版社のワークフロー、データ・ソフトウェア管理のベストプラクティスの支援に重点を置く新しいソリュ
2019年7月17日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、2018年版「学術図書館の動向と統計」(Academic Library Trends and Statistics)を刊行したと発表しています。 1,726の学術図書館のコレクション(冊子体・電子書籍)、職員数や職員配置の傾向、支出額(資料費、人件費)、図書館サービスに関するデータがまとめられています。 本文は有料ですが、プレスリリースでデータの一部が紹介されています。 2018 Academic Library Trends and Statistics(ACRL insider,2019/7/17) https://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/17996 参考: 米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、「学術図書館の動向と統計」の2017年版を刊行 Posted 2018年
2019年7月18日、大阪府の堺市立図書館が、7月に開催されたユネスコ世界遺産委員会において同市等に所在する百舌鳥・古市古墳群が世界文化遺産に登録されたことから、同館ウェブサイトに「百舌鳥古市古墳群世界遺産登録記念特設ページ」を開設しました。 中央図書館で開催している、百舌鳥・古市古墳群と日本の世界遺産を知るためのブックフェアやロビー展示、同館の「地域資料デジタルアーカイブ」で実施している「百舌鳥古市古墳群特集」、同館の電子書籍の貸出サービス(電子図書館)で行っている特集「電子書籍でめぐる世界遺産」、市役所ウェブサイトの関連ページへのリンクが設けられています。 百舌鳥古市古墳群世界遺産登録記念特設ページ(堺市立図書館,2019/7/18) http://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/library/oshirase/regWorldHeritageFair.h
県立長野図書館が、2019年7月23日に、一般財団法人長野県文化振興事業団長野県信濃美術館と連携協定を締結すると発表しています。 県民向けの講座・展示等のプログラム企画の協働のほか、所蔵資料の相互利用、所有する資料(収蔵作品)・情報をデジタル化して保存・公開するシステムの実現に向けて相互に連携・協力し、新しいサービスを実現することが目的です。 主な連携・協力事項として、以下の5点が挙げられています。 1.県立長野図書館業務システムによる蔵書管理の統一化に関すること 2.資料の相互利用に関すること 3.参考調査に関すること 4.利用者向け講座・展示等のプログラム企画に関すること 5.県内地域情報のデジタルアーカイブのポータル構築研究・実現に関すること 県立長野図書館は(一財)長野県文化振興事業団信濃美術館と、7月23日(火曜日)に連携協定を締結します(長野県,2019/7/18) https
2019年7月17日、台湾の台南市にある国立台湾文学館は、トイレ内で文学作品を紹介する「トイレ文学展」(厠所文学展)を7月16日から開催していることを発表しました。 現代詩、散文、小説及び台湾古典詩からトイレに関する36のテキストを選び、トイレ個室内の壁面に展示しています。男性トイレ内に月経に関する文学作品を展示していることを紹介しており、トイレが文学の中でどう取り上げられているのかを学ぶことができるだけでなく、性別と平等というテーマへの関心を持ってもらうことにも繋がるとしています。 展示を企画した背景として、同館は入館料が無料であり、観光客等により頻繁にトイレが利用されてきたこと、ちょうど学生の夏季休暇期間にあたる等の理由からトイレの利用が急増していることを挙げており、教育を担う博物館の使命を果たすため、広い常設展示室からトイレの個室まで、同館のスペースは絶えず進化し続けていると述べてい
米・バージニア大学(UVA)のウェブサイトに掲載された2019年7月17日付けの記事で、1949年にノーベル文学賞を受賞した米国の小説家、ウィリアム・フォークナーの作品世界をデジタル化するプロジェクト「デジタル・ヨクナパトーファ」が紹介されています。 フォークナーはミシシッピ州にあるとする架空の土地「ヨクナパトーファ郡」を舞台にした一連の小説を発表しており、プロジェクト名はこのことに由来します。UVAの英語教授Stephen Railton氏と国内外の共同研究者が開始したものであり、その成果としてウェブサイト“Digital Yoknapatawpha”が公開されています。 “Digital Yoknapatawpha”では、フォークナーの作品から約5,000の登場人物、8,000以上の出来事、約2,100の場所のデータを収集しており、検索機能やそれぞれの関係性をマッピングして表示する機能
2019年7月12日、国文学研究資料館が、英国図書館(BL)との学術交流・協力に関する基本協定書(Non-legally Binding Basic Agreement on Academic Exchanges and Cooperation)を、6月14日にBLにおいて締結したことを発表しています。 調印の後、BLが所蔵する日本の古典籍の閲覧や、両館それぞれの資料デジタル化に関する取組の紹介、今後の連携協力についての意見交換が行われました。この協定に基づき、データベースの連携をはじめとする協力を進めていくことが予定されています。 日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画(国文学研究資料館) https://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/ ※2019年7月12日の「お知らせ」に協定書締結に関する情報が掲載されています。 参考: E1992 –
2019年6月27日、cOAlition Sが、業務計画と優先取組事項を発表していました。今後数か月間に行う優先取組事項として以下の9点を挙げています。 1.研究助成機関及びその他のステークホルダーに対してPlan Sを推奨する役割を担うオープンアクセスチャンピオン(Open Access Champion)を指名すること 2.cOAlition Sの事務局を設立するとともに、業務推進のために予算を策定すること 3.互いの識見を共有し、Plan Sの実施における課題に取り組むために、cOAlition Sの既存メンバーによる会議を開催すること 4.オープンアクセスの長期的未来へのビジョンを明確化するために協力すること 5.研究および学術コミュニケーションのエコシステムでのPlan Sの影響を監視する枠組みの開発のため、タスクフォースを設置すること 6.Plan Sにおける遵守が難しい箇所の
2019年7月4日、英国図書館(BL)が、2019年に再創刊から40周年を迎える国際的文芸誌“Granta”のアーカイブ資料を受入したと発表しています。“Granta”は1889年にオリジナルが創刊、1979年に再創刊された英国の文芸誌で、世界で最も重要な文芸誌の1つに数えられています。 BLの発表によると、受入したアーカイブ資料は約300箱の資料で構成されています。マーティン・エイミス氏等の多くの著名な作家による、創作過程、ライバル作家・友人への意見などに関する手紙のやりとり(correspondence)をはじめ、校正刷り、バックナンバー、読者数・マーケティング・デザイン・財務・その他の管理上の問題に関する文書などが含まれています。 BLは、このアーカイブ資料は2021年までに館内の閲覧室で利用可能になる予定である、としています。 また、2019年7月22日にこのアーカイブ資料の受入に
2019年7月15日、神奈川県の寒川総合図書館が、日本十進分類法をわかりやすく説明するキャラクターを発表しました。 日本十進分類法(NDC)を司る、十進法王と、その右腕であるしおり大臣、及び、各分類番号の10人のキャラクターが住人である「十進王国」という設定で、今後、同館の「あちこちで活躍」するとしています。 お知らせ一覧(寒川総合図書館) https://www.lib-arc.samukawa.kanagawa.jp/tosyo/contents/oshirase/index.html ※2019年7月15日欄に「寒川総合図書館オリジナル 日本十進分類法キャラクターの紹介」とあります。 寒川総合図書館オリジナル 日本十進分類法キャラクターの紹介(寒川総合図書館) https://www.lib-arc.samukawa.kanagawa.jp/tosyo/contents/oshira
2019年7月16日、株式会社丸善ジュンク堂書店が、読書環境に関するアンケート調査の結果を発表しました。 調査は、本を購入した人のレシートに記載されたQRコードから任意で回答する方式で、6月15日から6月23日にかけて、全国の丸善、ジュンク堂書店の40店舗で実施されました。回答数は2,104です。 ・読書の目的(複数選択可)は、「娯楽(趣味)として」が81%、「知識習得のため」が73%と続く。 ・読書をする場所(複数選択可)は、「自宅」が約91%、「電車などの乗り物の中」が62%で、「図書館など、屋内公共施設」も一定数存在する。 ・1週間あたりの読書時間は、2時間から3時間が35%、4時間から5時間が21%、1時間以下が19%。 ・積読があると答えた人は79%で、その主な理由は「他に優先する本が増えた」「本を読む時間がない」。 ・読みたい時に読めるよう積読にすることを前提に本を購入する人も
2019年7月11日、大阪府の堺市立図書館が、「堺市関係新聞記事見出し索引」を同館ウェブサイトで公開したと発表しています。 同館では、「堺図書館サポーター倶楽部」の協力を得て、全国紙6紙(同館に配達された大阪本社版)から堺関係の新聞記事の見出しデータの収集を行っており、今回、2019年1月からの新聞に掲載された堺に関する記事の見出しのデータベースを作成し公開したものです。 「堺市関係新聞記事見出し索引」が図書館ホームページから利用いただけます(堺市立図書館,2019/7/11) http://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/library/oshirase/sinbunmidashi.html 堺市関係新聞記事見出し索引 https://www.lib-sakai.jp/kyoudo/sakaiNewsSummary/index.htm 参考: 鳥取県立公文書館
2019年7月11日、トルコの政府機関であるトルコ統計局(Turkish Statistical Institute)は、2018年の国内図書館統計を公表しました。 統計では以下の点等が紹介されています。 ・トルコ国内の図書館総数は3万1,451であること ・トルコ国立図書館の蔵書数は146万3,488点であること ・トルコ国立図書館の受益者(beneficiaries)は63万3,999人で、2017年より0.6%増加 ・公共図書館の登録利用者数は284万504人で、2017年より29.1%増加 ・大学図書館の蔵書数は1,760万15点で、2017年より7.4%増加 ・公式・非公式の教育図書館(education libraries)の総数は2万9,690で、2017年より12.4%増加 Library Statistics, 2018(Turkish Statistical Insti
2019年7月11日、PeerJ Preprintsにおいて、ラテンアメリカ諸国における学術情報流通・オープンアクセス(OA)の現状からPlan Sの問題点を論じる文献” Plan S in Latin America: A precautionary note”が公開されました。著者はアルゼンチンの研究者、Humberto Debat氏とDominique Babini氏です。 Plan Sにはすでにラテンアメリカからもアルゼンチンが参加を表明しているとのことですが、今回発表されたプレプリントではラテンアメリカ諸国のPlan Sへの参加は時期尚早であるとしています。具体的な問題点として、現在のPlan Sガイドラインでは「コストと価格の透明性」に関する実際の扱いがどうなるかが不明であり、cOAlitonsにおいて妥当と認められたAPCの金額が北側諸国にとってはそうでも、ラテンアメリカにと
米国のヴィラノヴァ大学図書館が開発しているオープンソースのディスカバリーサービス“VuFind”のVersion 6.0が、2019年7月15日に公開されました。 Version 6.0では、検索フィルターを管理するためのユーザインタフェースの改善、OverDriveの電子書籍サービスとの統合オプションのサポート機能追加、電子メールなどで送信するURLの短縮化機能追加、MySQL8との互換性改善等が行われています。 VuFind 6.0 Press Release(VuFind, 2019/7/15) https://vufind.org/wiki/changelog:release-6-0 参考: オープンソースのディスカバリーサービス“VuFind”のバージョン5.0が公開 Posted 2018年7月18日 http://current.ndl.go.jp/node/36339
2019年8月22日、じゅうろくプラザ(岐阜県岐阜市)で、岐阜女子大学による講演会「君たちはデジタル時代をどう生きるか~デジタルアーカイブが新たな未来を拓く~」が開催されます。 作家・脚本家の冲方丁氏による、文学・アニメ・ゲームとデジタルアーカイブについての基調講演のほか、冲方氏と東京大学特任教授の長丁光則氏によるトークセッション「2020年以降、企業が求めるのはデジタルアーキビスト」、長丁氏による講演「デジタル研究者がデジタルアーカイブに託すもの-人工知能には何がみえているのか!-」が行われます。 参加は無料です。事前の申込みが必要であり、定員は先着90人です。 8月22日 講演会「君たちはデジタル時代をどう生きるか」(岐阜女子大学) https://www.gijodai.jp/jyouhou/info/2019/07/509 https://www.gijodai.jp/jyouho
2019年7月11日、政策シンクタンク構想日本が、日本大学尾上洋介研究室、Visualizing.JP、特定非営利活動法人ワセダクロニクルと共同で開発した、日本の各省庁の事業予算や支払い先等を検索できるサービス「JUDGIT!」を公開しました。 同サービスは内閣官房が2014年から公表している「行政事業レビューシート」のデータに基づくものです。行政事業レビューシートでは国の省庁が行う約5,000の事業について、事業ごとに目的、内容、予算額、成果、予算の支払い先などがまとめられています。JUDGIT!ではキーワードや主要支出先等で事業を検索でき、検索結果では事業ごとに、年度ごとの予算や成果目標・実績、主要支出先等の詳細を閲覧することができます。 JUDGIT! https://judgit.net/ 【公開】国が何をしているのかを誰でもキーワードで検索できるサイト「JUDGIT!」(構想日本
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く