ブックマーク / jurosodoh.cocolog-nifty.com (119)

  • 今年もよろしくお願いします - 愚智提衡而立治之至也

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  • それは「温故知新」ではない - 愚智提衡而立治之至也

    ある音楽評論家が書いていたことのパクリで,カール・ミュンヒンガーをネタに「デビュー当時は清新の気にあふれている,と評されていたものが50年以上経って,いまの評価はどうですか?」とやろうかと思ったのだけど,評価も何もミュンヒンガーはすでに忘れ去られている指揮者なのでありました・・・・・・。 ちなみに,こんな演奏をする指揮者でした。四角四面で融通の利かないテンポと表情,というところ。 ただ,僕もクラヲタなので気をつけなきゃいけないと思ってるけど,どうしたって「記録」を追いかけていると,好みが保守的,と言うか若い頃に聴いて圧倒的な印象を受けたものに引きずられてしまうのですね。僕の場合は,中学生の時に聴いたカラヤン/BPOのチャイコフスキー/「悲愴」(DG,1976年盤)がその典型(^^;)。誰の演奏を聴いても,「悲愴」を評価する時の物差しがカラヤンのこの演奏になってしまっているのですね。 自分で

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  • 図書館総合展にて,みちのく図書館員連合がフォーラムを開催します - 愚智提衡而立治之至也

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  • 日々是勉強(続) - 愚智提衡而立治之至也

    前回は「図書館」に関する勉強と情報収集について書きましたが,言うまでもなく「図書館」はどの館種にせよ,図書館単立ですべてが成り立っている存在ではありません(このあたりを貸出至上主義者は間違える)。図書館についてのみ勉強していても,残念ながら「社会」はわからないのですよね。 と言うわけで,では図書館を成り立たせる社会の仕組みを知るため,僕が実践している勉強と情報収集法を紹介してみましょう。これも前回同様,「僕はこうしています」という話で,誰もが「こうであらねばならぬ」という話ではありませんので(^^;)。それと,根っからの日ドメスティックな文系人間が組み立てている話ですので,情報学関係の内容は他の方にお任せしますね。 「自由」であるとか「公共性」「公共圏」であるとか,これは「図書館の自由」という狭い教条主義を越えて,社会を成り立たせている重要な要素です。この主題で,僕が座右に置いているのは

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  • 日々是勉強 - 愚智提衡而立治之至也

    図書館に勤めているひとは,いつ,どんな方法で勉強しているのですか?」という質問を,ある方からいただきました。そこで,参考になるかどうかわかりませんが,僕の勉強法,というより情報収集法を整理してみようと思います。基的に座学の人間で,正直なところ自分が変な奴だというのはわかっているので,自分のやり方に普遍性があるかどうか,多大な不安があるわけですが(^^;)。 なお,僕は日ドメスティックで仕事しているので,外国語の文献については詳しい誰かが回答してくれることを期待します。 日々仕事をこなしていくための基礎知識をおさえるには,常に次の書籍を座右に置いておくのがいいでしょう。 『図書館ハンドブック』 『図書館用語集』 『日目録規則』 『日十進分類法』 加えて 『知っておきたい図書館仕事』 『知っておきたい大学図書館仕事』 『インターネットで文献探索』 も持っていると役に立ちます。 日

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  • 武雄市立図書館への「Tカード」導入に関する雑感 - 愚智提衡而立治之至也

    以下の文章は知人の課題に応えるために5月中に書き上げて,提出したものです。このところ,ある運動家から僕に向けられている馬鹿馬鹿しい誹謗への返事に替えて,文章がこなれていなかった幾つかの箇所を手直しして(論旨に変化はない)ここに載せます。お時間のある方に読んでいただければ幸いです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2012年5月4日に佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長は記者会見し,武雄市立図書館の今後の運営についてカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下「CCC」とする)を指定管理者とする旨を発表した1)2)3)。指定管理者を導入することなどは特に目新しいアイディアではないが,注2)で8番目に挙げられている「Tカード」及び「Tポイント」の導入は,残念ながら武雄市立図書館のみならず,公共図書館の今後の存立をも左右することにな

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  • 私立図書館の歴史的位置付けについて - 愚智提衡而立治之至也

    ご無沙汰をしております。 2月末から4月末にかけて,10000字の依頼原稿を書いていたため,更新が滞っておりました。原稿執筆にご協力いただいたみなさまには御礼申し上げます。依頼原稿は落とさず無事に提出したわけですが,これが無事に原型のまま掲載されるかどうかはまた別の話かも(^^;)。どうなりますやら。 少し休んだら,次の草稿にとりかかります。 閑話休題。 今年の1月にこんなことを書きましたが,上記の依頼原稿を書いているうちに少々問題意識が変化しまして,現在は「公」と「官」と「私」の関係と「図書館」,なかでも公共図書館と「公」「官」「私」をめぐる意識とか制度とか,について少し考えています。これは,このところ立て続けに建築関係の書籍を読んでいるからでもありますが,「公」と「私」が重層的に融合する「場所」について,であるとか,「公=官」ではないことと公立図書館が公共図書館に優越すると考えることの

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  • 東海地区大学図書館協議会の研修会に登壇します - 愚智提衡而立治之至也

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  • 「知る自由」は英語で何というのかしら? - 愚智提衡而立治之至也

    図書館の自由に関する宣言1979年改訂」の前文には図書館は、基的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することをもっとも重要な任務とする。 という文言が掲げられている。ここでは「知る権利」ではなく「知る自由」が「基的人権のひとつ」として挙げられている。この「知る自由」は,とある図書館業界人によれば「知る権利」よりも優越している概念なのだそうである。ところが如何なる理由か,図書館業界内で称揚されている「知る自由」は,取り敢えず僕がわかる範囲で他の分野をあたってみても,ほとんどその使われている例を探し出せない。例えばCiNii Articlesで「知る権利」「知る自由」それぞれについて検索をかけてみたところ,「知る権利」が590件あったのに対し,「知る自由」は26件にとどまる。しかも「知る自由」の検索結果26件のうち,19件までが図書館関係なのだった(^^;)。ほかは2

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  • 「本を選ぶ」「本を贈る」「本を待つ」ということ - 愚智提衡而立治之至也

    を送りません宣言 - saveMLAK http://savemlak.jp/wiki/SendNoBooks 僕個人は,被災地に住んでいることもあるので,この宣言に対して賛同者に名を連ねることは遠慮しておきますが,これまでの経験と知識から,この宣言が言わんとしていることは充分に理解できます。 そもそも「を選ぶ」「を贈る」という行為は,少なくとも僕にとっては,実に「個人的な」行為なので,少なくとも特定の「誰か」ではない相手に対して(新古の別なく)を選ぼうか,を贈ろうか,という気持ちには,なかなかならないわけですよ。喜んでもらえる「を待つ」誰かの顔が浮かばないと,を選ぶこと自体が難しいから。 だから,先日ある機会に景品として僕がを選んだら,上手くいかなかったわけですね。誰に当たるかわからなかったから,結果的に誰にもウケなかった,という。 古を集めだすとコントロールが難しくな

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  • 「自由」と「自律」 - 愚智提衡而立治之至也

    というわけで(?)2012年は,2011年にやり残したことに手をつけようと考えているわけですが,個人研究の案件は「ポスト貸出至上主義の公共図書館経営論」というものです。 そろそろ『市民の図書館』に替わる新たな公共図書館経営の指針が必要,と言われ始めて早幾星霜。もはや待ったなしの状況に業界は追い込まれているように見えます。追い込まれてからが強い,などと戯言を言っている場合ではございませぬ(^^;)。火事場の馬鹿力が通用するのはアマチュアのオケや合唱団であって。 その「ポスト貸出至上主義の公共図書館経営論」を論じるにあたって,今年は「公共図書館における『自由』と『自律』」について取り組むことを考えています。「図書館の自由に関する宣言」と名付けられた文書はあれども,これはいわゆる「自由」についての文書ではありません。「図書館の自由に関する宣言」が「自由」について述べているのであれば,業界系某雑誌

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  • 米国大使館文化交換局(USIS)と日本の公共図書館 - 愚智提衡而立治之至也

    「みすず」に2ヶ月の1回の頻度で連載されている宮田昇氏の「図書館に通う」,2011年9月号(597号)の第8回は「『ドクトル・ジバゴ』とアメリカ文化センター」というタイトルで,前半の3分の1がボリス・パステルナークの『ドクトル・ジバゴ』の日語訳をめぐる話,残りがGHQが設置したCIE(民間情報教育局)図書館およびその後身のUSIS(文化交換局)のアメリカ文化センターに関する話である。 宮田氏によれば,CIEの功績の中には「図書館制度を近代的にしたこと,アメリカの著作物を普及させたこと」があり,「しかもこの両者は,けっこう密接な関係があった」のだという。CIE図書館については,少し前に業界でも誰かが話題にしていたような記憶があるが,文中で宮田氏は『アメリカン・センター』(渡辺靖著/岩波書店)に依ってその仔細を紹介している(僕は『アメリカン・センター』は未見)。またCIEは「好ましくない著作

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  • 3月16日のこと(1) - 愚智提衡而立治之至也

  • 3月14日のこと(1) - 愚智提衡而立治之至也

    (承前) 朝一番で水が出るかどうか確認。出ないのでがっかりしながら,バウムクーヘンの残りとペットボトルで朝を摂ります。簡単な朝の後はやることもないので,ツイッターを立ち上げ,勤務先が被災したことを発信してみます。まあ,うだうだと考えていても仕方がないので,エイヤッと出勤。この頃の勤務先は,全員出勤という指示が出ています。図書館は,職員Aが交通手段を絶たれてしまって首都圏の親族のもとに身を寄せているため,僕とB,Cの3人でしばらくの間,復旧作業に取り組むことになります。幸い,建物自体は数年前に耐震補強工事を完了していたので倒壊することはなく, 出勤してびっくりしたのは,実は水が出たこと。数年前に掘りあてた地下水脈が,この非常時に役に立ったということです。これは,自宅に残る水がなくなったら,しばらくはこれでしのげるかも。とにかく,しっちゃかめっちゃかになった事務室に自分の居場所を確保しなき

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  • 「無力感」を抱きしめる - 愚智提衡而立治之至也

    インターミッション(^^;)。 あの震災後,いろいろと考えるところ(考えなかったところかもしれない)がありまして,このところいささか「図書館」という施設に対する興味や関心が薄れてきているのは,事実です。 理由は幾つかありますが,やはり「図書館」は大規模自然災害の前には無力なのだな,と改めて自らが無力であることを感じているところです。図書館関係者においても種々の応援・援助・ボランティアが起動し,現在もその活動が継続していますが,実際に被災地で自らが何をすることができたのか,自らに問いかけたとき,勤務先の復旧作業とその情報提供以外,被災地にある「図書館」として務めることができたであろう役割は,全くと言っていいほど果たすことができなかったのではあるまいか。そんな悔恨の念が,ずっと心の中に澱のように沈んでいます。 自慢するわけじゃないですが,あの911同時多発テロの際,ホワイトハウスなどwebでた

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  • 大図研のオープン・シンポジウムに登壇します - 愚智提衡而立治之至也

  • その日のこと(4) - 愚智提衡而立治之至也

    (承前) 勤務先には僕以外に3人の職員(総勢4名)がいます。この日は僕と職員Aが不在で,職員Bと職員Cが留守をあずかっています。駅前の駐車場からクルマを出す前に職員Cのケータイにメールを送ってみたところ,たどり着く前に「館内はめちゃめちゃ,みんな避難します」という内容の返事が来たので,いやこれはどうしたものかと足早に構内を抜けたところ,正門で職員Bと職員Cと学生数名が集まっているところに出くわします。無事でよかったよかった・・・・・・。 挨拶もそこそこに誰かの「こちらに集まってください」という声を聞いて,構内でもっとも新しい建物の1階に集まります。もっとも頑丈,という触れ込みでしたが,確かにびくともしていないようです(壁に若干の亀裂は入ったものの,当に頑丈でした)。教職員と学生と何人くらいいたでしょうね。大学は既に春休みでしたが,学生宿舎からも学生が避難してきていたので,結構な数の学生が

    その日のこと(4) - 愚智提衡而立治之至也
  • その日のこと(2) - 愚智提衡而立治之至也

    (承前) さて,揺れが収まって最初に考えたことは「どうやってこの建物から出ればいいのかな?」です。J書店の入っている百貨店は数年前に建て替えられた建物なので,この揺れに耐えられたのであれば,これからすぐに倒壊することはあるまいと思ったものの,何しろ9階なので早めに地上に降りたいところ。溜息をひとつふたつついたあと,何とか笑顔を作って周囲を見渡してみると,そこかしこにお客さんが2人3人寄り集まって,今体験したばかりの地震の凄まじさを語り合っているようです。中には座り込んで泣き出してしまった若い女性の背中をさすっている若い男性の姿も。 デジカメは常に持ち歩いていますので,とっさに何枚か写真を撮ります。 ややあって,男性の声が聞こえてきました。 「落ち着いて行動してください! 建物の中は危険ですので,階段を使って建物の外に出ます。誘導しますので,指示に従い,落ち着いて行動してください。」 細部の

    その日のこと(2) - 愚智提衡而立治之至也
    min2-fly
    min2-fly 2011/07/26
    "この混乱した状況の中,お客さんが歩きやすいように崩落した本を片付けています。その結果が写真手前の積み上げられた本と真ん中に広く開いたスペース,ということだったんです" というのはJ書店の話
  • 取り敢えず無事 - 愚智提衡而立治之至也

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    取り敢えず無事 - 愚智提衡而立治之至也
    min2-fly
    min2-fly 2011/03/13
    ご無事でなにより、無理はなさらないで下さい >最情報の収集と提供には今しばらく時間がかかりそうですが
  • 拙稿が雑誌に掲載されました - 愚智提衡而立治之至也