全国の国立大学附属図書館等を束ねる国立大学図書館協会(JANUL)という組織があり、その第66回総会が岡山にて開催され、館長として参加しました。全国86の国立大学、放送大学および5つの大学共同利用機関、計92の図書館が会員となっているので、各会員館から1〜3名程度が参加すると、総勢200名以上の大きな会合となります。伝統的にこの手の集まりには地区ブロックに分かれての活動と、各種委員会としての活動があります。 2日目の研究集会のテーマが今年は「オープンサイエンス」であったので、種々の現状を知ることができました。歴史的には図書館は、いわゆる「文系」的な立ち位置にありますが、そもそもは理系も文系も無いプトレマイオス朝の時代からアレクサンドリア図書館は存在していたので、ある意味、ディジタル時代に図書館が情報科学と近づいたのは古典回帰のようなものでもあると思います。すでに「国立大学図書館協会ビジョン
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