「総労働時間が月250時間を超えないように」 そのマッドハウスにおいて、労働時間を記録するタイムカードの過少申告が常態化していたことが文春オンラインの取材でわかった。 現在、ブラック企業ユニオンに加盟し、マッドハウスと団体交渉を行っている現役社員・Aさんが語る。 「昨今の『働き方改革』に対応するため、マッドハウスではウェブを用いた勤怠管理システムを導入しました。毎月頭に前月のタイムカードを社員が申請して、上司である担当プロデューサー、さらに上のチーフプロデューサーの順に承認される仕組みです。ただし、このシステムの導入にあたっては、総労働時間が月250時間を超えないように日々の業務をこなしてくださいと指示がありました。さらには、休憩時間と待機時間をこまめに入力するように、とも。 ただし、実際には制作状況の悪化にともない、月の総労働時間が250時間以上になることも多々ありました」 「待機時間な
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