暴言問題で2日に辞職した前兵庫県明石市長の泉房穂氏(55)。問題発覚後の1月29日の会見では謝罪しつつも辞職を否定したが、2月1日の会見では一転、憔悴(しょうすい)した表情で辞意を表明した。会見前日には辞職を決断したという泉氏。3日間に何があったのか。関係者の証言から検証した。(藤井伸哉) 【1月29日・発覚後の会見 謝罪しつつ「辞職しない」】 泉氏は道路拡幅工事を巡る用地買収の遅れに激高、市職員に「火を付けて捕まってこい」などと暴言を浴びせた。発覚後の最初の会見では「許されない発言だった」と反省する一方、「統一地方選が迫っている。辞職はせず、今回のことも含め市民に判断を仰ぎたい」と続投の意思を示した。 29日午前11時半。会見を終えた泉氏は市長室にこもった。いつもはひっきりなしに指示を出すが「声をかけるのもはばかられた」(市幹部)という。 会見の様子がテレビなどで伝えられると、市長室など
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