今年もまた「バレンタインデーの悲劇」を繰り返されるのか。2月14日に露わになる格差社会の現実とはなにか。作家で人材コンサルタントの常見陽平氏が語る。 * * * もうすぐバレンタインデーです。このバレンタインデーにより可視化される格差、これにどう向き合うか。負荷をどうするか。これは職場の、今、そこにある危機です。デパートやスーパーでは年明け早々、売り場が作られます。クリスマス同様、バレンタイン商戦も早期化、長期化していますね。 おなじみの本命チョコ、義理チョコだけでなく、最近は同性同士で贈る友チョコ、家族に贈るファミチョコ、お世話になった方に贈る世話チョコなるものも登場しています。少し古いデータではありますが、OZmallの『バレンタイン白書2013』によると、アンケートに回答した694人のうち、「チョコは誰にあげる?(複数回答)」という質問に対して1位の彼(385人)、2位の父親(