HIVが消滅=感染新生児に直ちに治療−米紙報道 HIVが消滅=感染新生児に直ちに治療−米紙報道 【ニューヨーク時事】エイズウイルス(HIV)に感染して生まれた女児に対し、出生後直ちにHIVの増殖を抑える抗レトロウイルス薬の集中投与を始めたところ、女児からHIVが消えたと3日、米医師団が明らかにした。ニューヨーク・タイムズなど4日付の米主要紙が報じた。 治癒が確認されれば、エイズ患者としては2007年にHIVに耐性を持つ骨髄の移植を受けた成人男性に次いで2例目で、新生児では初のケースとなる。 医師団を率いるジョンズ・ホプキンス小児センターのデボラ・パーソード医師によれば、女児は10年秋、ミシシッピ州でエイズに感染した母親から生まれた。 感染者を母親に持つ新生児には通常、予防措置として1、2種類の治療薬が投与されるが、女児の場合、感染確認を待たず、出生から31時間以内に3種類の抗レトロウ