世界的な景気悪化の中発表されたAdobeの3~5月期決算は売上高、純利益ともに2けた台の減少だったが、売上高は同社発表の予測範囲内だった。 米Adobe Systemsが6月16日発表した第2四半期(3~5月期)決算は、売上高は前年同期比21%減の7億470万ドル、純利益は同41%減の2億1490万ドル(1株当たり24セント)だった。売上高は、同社が発表していた目標売上高(6億7500万~7億2500万ドル)の範囲内だった。 営業利益は1億6140万ドルで、前年同期比38%減。営業利益率は22.9%と、前年同期の29.3%、前期の26.4%をともに下回った。 シャンタヌ・ナラヤン社長兼CEOは、「景気回復に備え、引き続き長期的な売上高の伸びをけん引する主力ビジネスに投資していく」とコメントした。 第3四半期(6~8月期)の見通しについては、売上高を6億6500万~7億1500万ドル、営業利
Adobe Systemsは米国時間6月2日、「BrowserLab」の無償プレビュー版を公開した。ウェブ開発者はこのサービスを利用して、自分が開発したウェブサイトが複数のウェブブラウザでどのように見えるのかをテストできる。 BrowserLabはこれまで「Meer Meer」という開発コード名で呼ばれており、2008年にAdobeが開催した開発者向けカンファレンス「Adobe Max」で最初に披露された。仮想化技術を利用し、さまざまなOS上で動く「Firefox」「Internet Explorer」「Safari」でウェブサイトがどのように表示されるかをテストできる。BrowserLabを動かすには、「Adobe Flash 10」を搭載したMacもしくはWindowsが必要となる。 AdobeのLea Hickman氏は声明で、「クロスブラウザテストは骨が折れるし時間がかかる作業であ
米Adobe Systemsは5月27日、オンライン上でプレゼンテーション資料を作成・編集できる無料サービス「Acrobat.com Presentations」をβ公開した。 同サービスでは、Webブラウザ上でプレゼンテーションスライドを作成、編集、共有することができる。テンプレートやツールを使って、スライドに図を挿入したり、視覚効果を加えたり、ビデオを埋め込むことなどが可能だ。ほかのユーザーと同時に共同でスライドを編集することもでき、誰がどのスライドを閲覧し、編集しているのかを確認することも容易という。スライドはPDFとしてエクスポート可能。 Acrobat.com Presentationsは、Internet Explorer(IE)8および7(Windows XPの場合はIE 6も)、Firefox 3.x 10.0.12.36以降、Safari 4および3に対応する。
Adobe Systemsは米国時間5月20日、「Adobe Reader」「Adobe Acrobat」のセキュリティ強化に向けた新しいアプローチの一環として、Microsoftが毎月第2火曜日にパッチをリリースする「Patch Tuesday」に合わせてセキュリティ更新を四半期に1度行うことを発表した。 同社の製品セキュリティおよびプライバシー担当ディレクターBrad Arkin氏はブログ投稿で、最新のセキュリティ更新は四半期に1度、第2火曜日に配信される予定で、2009年夏に開始すると記している。 Arkin氏の投稿によると、Adobeが3月10日と5月12日のPatch Tuesdayにセキュリティパッチをリリースしたのは偶然だったという。 最近配信されたパッチは、「Adobe Flash Media Server 3.5.1」およびそれ以前のバージョンのセキュリティ脆弱性を修正す
AdobeはAdobe Reader 9.1およびAcrobat 9.1に存在する、緊急度の高いゼロデイ脆弱性を修正するパッチのリリース日を、米国時間5月12日に設定している。 Adobeの公式なセキュリティ勧告では、この脆弱性の深刻さを認めており、ユーザーに対してコード実行攻撃を避けるための一時的な対策として、JavaScriptを無効にすることを勧めるアドバイスを繰り返している。しかし、このAdobeの緩和策は実現が難しく、さらに悪いことに、企業環境では役に立たないという愚痴が顧客から聞こえてきている。 (参照:Adobe Readerの新たなゼロデイ脆弱性に対する攻撃コードが公開される) ニューヨークに本社を置く電子商取引企業のセキュリティ担当役員であるErik Cabetas氏は、歯に衣着せず次のように述べている。 これはうまくいかない。これでは、JavaScriptは無効にできな
「After Effects CS4」で作業効率はかなり良くなった 長添雅嗣 武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業。クリエイティブ・スタジオteevee graphicsに参加。デザイナーとして数々のCF・PVを手掛けた後、映像ディレクターとして活動。BOOM BOOM SATELLITESや髭(HiGE)などのPV、またPARCOやKONAMIなどのCFを手掛ける。最近では、ライブ映像、映画タイトルバック、プロダクトUI開発、TVブロードキャストデザインなどモニター内に留まらず幅広く活動。2008年夏に独立しフリーランスのディレクターとして活動。2008年には宇川直宏の新プロジェクト「UKAWANIMATION!」にも参加 映像の合成・エフェクトツールである「After Effects」を作品制作に活用している映像クリエイターたち。すでに「After Effects CS4」で作品制作を
米Adobe Systemsは2009年4月20日(現地時間),同社が展開するFlashプラットフォームを,ネット接続機能を持つデジタル家電製品に拡張すると発表した。テレビやセットトップ・ボックス(STB),Blu-ray Disk(BD)プレーヤーなどの家電機器向けにFlash技術を最適化し,Flash技術によるデジタル家電向けのHDTV動画配信を実現する。米Atlantic Recordsや米Broadcom,米Comcast,米Disney Interactive Media Group,米Intel,米Netflix,STMicroelectronics, 米The New York Times,オランダNXP Semiconductors,米Sigma DesignsなどのSoC(System-on-chips)ベンダーやOEM事業者,ケーブルテレビ(CATV)事業者,コンテンツ
AdobeはiPhone向け人気電子書籍リーダー「Stanza」のメーカーとともに、“1つのストアに支配されない”電子書籍出版システムを目指す。 米Adobe Systemsは4月8日、電子書籍リーダー提供企業の米Lexcycle、米非営利団体Internet Archiveらとともに、オープンな電子書籍出版システム「Open Publication Distribution System(OPDS)」に取り組んでいることを発表した。 米LexcycleはiPhoneとPC向けの無料電子書籍リーダー「Stanza」を提供している企業。Stanzaは複数の電子書籍ストアに対応するほか、Stanza Online Catalogの5万冊以上の無料書籍をダウンロードできる。 OPDSは、Atom配信フォーマットで記述されているStanzaを応用しており、コンテンツ制作者が電子書籍をシンプルなカタ
UFJ日立システムズ、NEC、アドビの3社は共同で、三菱東京UFJ銀行に対し、銀行の店舗や事務センターで行う事務処理を効率化する「事務ナビゲーションシステム」を構築したと、3日発表した。勘定系ホストなどの既存システムからリアルタイムでデータを取り込み、適切な手続きを自動で判断して、必要な事務処理をステップ毎に画面上でナビゲーションする。2008年12月より全国約700の有人店舗へ導入され、国内最大級の事務支援システムとして利用されている。 同システムは、NECのシステム構築統合開発基盤「SystemDirector Enterprise(システムディレクターエンタープライズ)」を用いて短期間で構築された。画面の遷移や勘定系ホストとの連携等にテンプレートを用いたことで、大規模開発においても迅速な作業が可能となった。また、ソースプログラムの自動生成機能など各種ツールを利用することにより、開発者
『Adobe Developer Connection Developer Desktop』(ADC Developer Desktop)は、Adobe Systems関連技術の開発者に有用なリソースを提供するソリューション共有ツールです。ここで紹介されている「Adobe AIR」やRIA(Rich Internet Applications)を構築するアプリ開発フレームワークの「Adobe Flex」、Flashオーサリング環境「Adobe Flash」などの最新ニュース提供を行なうほか、同社社員ブログやコミュニティツールを多く揃えた「Adobe Developer Connection」といったサイトをデスクトップ上で閲覧することができます。 「Adobe Developer Connection」のAIR版。各々の情報が集約されている他、トレーニングやバグレポートなどのコンテンツも充
「従来のアプリケーション開発は,まずはパソコン画面での利用を前提に発想してきた。これからはそれが変わる。まず,モバイルでの利用から発想していく」――。「Emerging Technology Conference(ETech)」の3日目,米Adobe Systems Inc.のchief technology officer and senior vice presidentであるKevin Lynch氏は,講演でこのように語った。 Lynch氏の主張は,パソコンより携帯電話機でインターネット接続しているユーザーの数が多いことなどを背景としている。ソフトウエア開発者は,まずプロセサの処理能力が比較的低い携帯電話機にフォーカスし,その後もっと高性能のスマートフォンやMIDに展開していくという筋道が求められるとする。Lynch氏によれば,Adobe社は既に,こうした発想の基に自社の開発体制を一
米Adobe Systemsは3月4日、第1四半期(12~2月)の業績予測を下方修正した。 従来予測は「売上高8億~8億5000万ドル、1株利益30~35セント」だったが、売上高は7億8300万~7億8600万ドルに下方修正、1株利益は予測の下限の約30セントを見込んでいる。営業利益率は前回予想の26~28%から26~26.5%に引き下げた。 同社は売上高の下方修正の主な理由として、クリエイティブ事業やナレッジワーカー事業の不調を挙げている。そうした不調を、日本での季節的な要因や、LiveCycleの継続的な成功が多少補ったとしている。 第2四半期の売上高は6億7500万~7億2500万ドルを見込んでいる。第1四半期の決算発表は3月17日に予定されている。
会員限定サービスです 会員の方はこちら ログイン 有料会員(月額プラン)は初月無料! お申し込み 日経クロステック TOPページ
米Adobe Systemsは2月16日、Flashアプリケーションを携帯機器に配信するためのソフト「Adobe Flash Lite 3.1 Distributable Player」をGSMA Mobile World Congressでリリースした。 同製品は、開発者やコンテンツ企業がFlashアプリケーションを作成し、携帯機器に直接配信できるようにする。Nokia S60、Windows Mobile 5以上を搭載したデバイスに対応する。同製品は現在公開β版で、Adobeのサイトで入手可能。米国、英国、スペイン、イタリア、インドでコンシューマー向けにダウンロード提供するが、提供地域は今後拡大していくという。 Adobeは、このDistributable Playerは、「Open Screen Project」で掲げた、無線アップデート可能なランタイム提供に向けた第一歩だとしている
バルセロナ発--多くのスマートフォンで「Adobe Flash Player」の完全版がもうすぐ利用できるようになる。だが、残念なことにAppleの「iPhone」はその中に含まれていない。 AdobeはバルセロナのGSMA Mobile World Congressにおいて現地時間2月16日、PC上で動作するFlashの完全版「Adobe Flash Player 10」が、「Windows Mobile」や、Googleの「Android」、Nokiaの「S60」と「Symbian OS」、Palmの新しいOSを使用しているスマートフォンで利用できるようになると発表した。Flash Player 10を搭載したデバイスは、2010年の早い段階で市場に出回るとみられている。 Adobeでは、携帯電話のためのFlashテクノロジの簡易化に何年間も取り組んできた。同社の幹部によると、現在出荷
私たちクリエイターの仕事はアドビシステムズの製品がないと成り立たないといっても過言ではない。アドビシステムズの方針によっては、作業の進め方やデザインの考え方を変えなければならないこともあるだろう。インターネットの技術に依存しているWebの仕事は特に影響が大きいだけに、Adobe MAX Japan 2009はWebデザイナーやクリエイターにとっても重要なイベントだ。一大プラットフォームと化しているFlashや急速に普及しているAdobe AIRには注目しなければならないし、モバイル対応やRIAのトレンドについても見ておく必要がある。今回は、基調講演、Flash、 Dreamweaverなどのセッションを中心にレポートする。 (取材・文=境祐司) [著者プロフィール] 境祐司(インストラクショナルデザイナー)●企業の教育プラン、マネジメント、講演、書籍執筆など。学校法人阿佐ヶ谷学園 高度情報
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く