2015年度までに日本企業の顧客関係管理(CRM)は「Twitter」や「Facebook」といったサービスに大きな影響を受け、早期に導入した企業からこれらのソーシャルメディアをマーケティング、営業、顧客サポートと一体管理する「ソーシャルCRM」を行うようになる。こんな予測を野村総合研究所(NRI)が「ITロードマップ」として2010年5月18日にまとめた。 NRIによると、2010年5月時点で日本企業のTwitter利用などは主に担当者の属人的ノウハウに頼っているが、ソーシャルメディアの普及につれ今後は組織的対応が始まる見込み。第1段階として、2010―2011年度に国内でも欧米と同じくソーシャルメディアのクチコミ分析サービスが登場し、導入が進む。 続いて2012―2013年度には顧客サポート分野でソーシャルメディアの利用が始まると予測する。消費者が企業に問い合わせや苦情を送る際にソーシ