去年、大阪 堺市でバイクに乗った大学生を車で執ようにあおって死なせたとして殺人の罪に問われた男の2審が開かれ、被害者の母親が法廷で懲役16年とした1審判決は刑が軽すぎると訴えました。 1審はことし1月、「怒りに身をまかせて一方的に衝突した」として懲役16年の判決を言い渡しました。 被告側の控訴で2審がきょう大阪高等裁判所で開かれ、被告側は1審の後に車の保険からおよそ3000万円が遺族に支払われたことを考慮して、1審よりも刑を軽くするよう求めました。 一方、検察側は高田さんの母親が意見陳述し「被告から謝罪もなく、私たち家族はいまも消えない怒り、深い悲しみに押しつぶされそうです。拓海の未来を奪った罪をたった16年で償えるはずがありません」と述べ、1審判決は刑が軽すぎると涙ながらに訴えました。 2審の審理はきょう1日で終わり、判決はことし9月に言い渡されます。
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