手塚治虫が切り開いた「毎週1話30分」というテレビ地上波アニメの習慣 まず、日本のアニメの放送スタイルはどのようなものだったのか。 「毎週1話30分放送のテレビアニメの原型を作ったのは、手塚治虫が率いる虫プロが1963年に制作した『鉄腕アトム』です。アニメ制作は膨大な時間と手間がかかるので、当時どのテレビ局も本格的なアニメ制作にはおよび腰でした。 しかし虫プロがセル画の口部分だけを動かすなど、作画コストを下げるアイディアを多く導入したことで、毎週30分のアニメを制作して放送するというスタイルが確立したのです。以降これが主流となり、各テレビ局が毎週1話30分で続きもののアニメを放送するようになりました」(中山氏) こうした1週間に1話ずつの放送スタイルが、アニメの人気を盛り上げるファンコミュニティを形成していると、話題のツイートやそこへのリプライでは語られていた。 「これはおっしゃる通りです