忌野清志郎がこの世を去ったことが公式サイト・地味変で告知されました。58歳。あの若さで力尽きるとは。 RCサクセションの代表曲や、1987年のソロ・アルバム「RAZOR SHARP」の収録曲をFMラジオで聴いていた僕が、彼の音楽にアルバム単位で初めて接したのは、反原発をテーマにしたために東芝EMIで発売中止になった、RCサクセションの1988年作「COVERS」でした。 そして、1989年にザ・タイマーズとして「ヒットスタジオR&N」に生出演した際に起こした「放送事故」もリアルタイムで見ていた世代です。あの時代の忌野清志郎を聴き、見ていたことは、当時高校生だった僕の日本のロック観に少なからぬ影響を与えました。 そんな忌野清志郎の2003年作「KING」に収録されていた「奇妙な世界」は、過激なパフォーマンスが注目されがちな彼の思慮深い側面を聴かせる楽曲です。作詞作曲は三宅伸治との共作。 普通