シリーズ累計330万部を超える大ヒットとなった『みをつくし料理帖』。 時代小説のセオリーを外したといわれたこの物語が、どうやって生まれたのか。 そして、ドラマはきちんと『みをつくし料理帖』の世界観を守っているのか―。 原作ファンが気にしているであろうアレコレを、スタジオ見学に訪れた髙田郁先生からお伺いしました! 原作の世界に入れましたか? 編集部: 今日はスタジオまでお越しいただき、ありがとうございます。ドラマの撮影現場、いかがでしたか。 髙田郁先生(以下、髙田): 感動しました。特に、化け物稲荷を見ることができて、嬉しかったです。神狐さんも撫でさせていただきました。 編集部: 神狐さん、本当に昔からあるような出来映えでしたね。 髙田: 澪が神狐に手を合せるシーンを作ろうと思ったら、私は一行そのように書けばいいのですが、ドラマだとセットを用意して、演技して、全てを作り上げないといけないです