エックハルト・トール著『ニュー・アース』。 今回は3章の後半部分を要約しました。 前回の記事はこちらです。 「エゴ」とはどんなものかをしっかりと理解することで、気づきにつながるのだと思います。 エゴは個人的なものではない 「われわれ」対「彼ら」といった集団的なエゴは、個々のエゴと仕組みは同じでも、さらに狂気じみています。 「敵」とみなした相手集団について観念的なアイデンティティを作り上げ、「彼らはこういう人間だ」と言い出します。 もう相手が自分と同じ人間だと思えなくなり、人間として根源的な一つの生命を共有していることも感じられなくなるのです。 特定のエゴのパターンを誰かに発見して強く反応してしまう場合、たいてい自分自身にも同じパターンが存在します。 しかしながら自分では見分けられないし、その気もない場合がほとんどです。 相手に対して腹が立ったら、その資質はあなた自身のなかにもあるのです。