いつかは突破したい大台であり、ステータスも高い年収1000万円。しかし、達成した後に広がる世界は、バラ色ではなかった。一度はまると抜け出せない見栄消費のアリ地獄に、際限のない教育費、そして職場では首切りに怯えながら働く……。さらに近年、国は税金や社会保障の負担対象を、年収1000万円に定めだした。不幸な年収1000万円の実像と本音に迫った。 世のサラリーマンたちが、幾多の苦難を乗り越え、出世の階段を上った末にたどり着く年収1000万円のステージ。しかし、このステージに着いた途端に、冷徹なスナイパーが、彼らの財布に「待ってました」とばかり狙いを定め射撃を開始する──。 こんな状況が現実のものとなりつつある。 その〝スナイパー〟とは、国の税務当局だ。年収が上がれば上がるほど、税金などの負担も増えることは誰もが認識しているが、その負担増の「境界線」が近年、静かに、「年収1000万円」に設定された
![家計も仕事も絶体絶命 実は不幸な年収1000万円 | 週刊ダイヤモンドの見どころ | 週刊ダイヤモンド](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0d1f18fe710ba38c5ef28253e1b0f6030bdc99e2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fdw.diamond.ne.jp%2Fmwimgs%2F2%2Ff%2F-%2Fimg_2f598a222ee04c3130ecad3629c0422b5795.png)