12/4付けの朝日新聞日曜版に載っていたこの事実! 知らなかった。 明治21(1888)年の人口調査によれば、新潟県の人口は166万人で、2位の兵庫県の151万人、3位の愛知県144万人を抑えて堂々のトップ! 東京はこの年、135万人で第4位に甘んじております。続く明治26(1893)年の調査でも新潟県が171万人で1位の座を堅守。なぜ新潟が人口日本一?とつい考えてしまいます。 記事によれば、「江戸時代、稲作に適した気候に恵まれ、大阪と北海道を結ぶ北前船航路のあった日本海側の方が太平洋側より豊かな傾向があった(鬼頭宏・上智大学教授による)」ということ。そうか、そう聞くと納得できます。しかし、かつて「裏日本」と呼ばれていた「日本海側」が日本の産業を支えていた時代もあったのです。ましてや米どころ新潟県は、「それだけの人口を養う力があった」ということですね。 本棚に『裏日本』(古厩忠夫著、岩波新