Linuxなどを利用する上で、「これはどうやったら実現できるのだろう」と思うことは数知れない。本連載では、ユーザーがひんぱんに遭遇するであろう問題と、その解決方法を解説する。上級者には新たな発見を、初心者には上級者への道の手引きとなるだろう。 ファイルやディレクトリをバックアップ/同期するためのツールは幾つも存在していますが、rsyncはとりわけ大きな人気を誇っているといってよいでしょう。変更分を検出して差分のみを転送することで、ネットワーク経由でも効率的にバックアップ/同期が行える点や、sshなどのリモートシェル経由での利用が可能な点など、機能の洗練度はさすがに登場から10年以上たっているだけのことはあります。バックアップやミラーリングなどの用途であれば、基本的にはコピー元とコピー先でわずかな違いしか発生しないはずで、ファイルの相違部分だけを転送するrsyncは効率的に機能します。 そん
rsyncを使いこなせば、あなたが想定するバックアップのニーズのほとんどに対応できるようになる。ここでは、あなたをrsyncマスターにするためのポイントを解説する。 この2カ月でわたしはあちこちに出かけた。その間、メインで使っているデスクトップコンピュータは眠ったままだった。もしrsyncを使いこなせていなかったら、きっと厄介なことになっていただろう。しかし、このユーティリティを定期的に使っていたおかげで、すでにわたしのデータ(とにかくその大部分)は別の場所にコピーされていつでも使える状態になっていた。rsyncの習得には少し時間が掛かるが、いったん覚えてしまえば、ごく短いスクリプトを使ってバックアップのニーズのほとんどに対応できるようになるはずだ。 rsync の素晴らしさはどこにあるのか。1つは、毎回ファイルを丸ごとコピーするのではなく、新旧ファイル間の差分をコピーすることでファイル転
背景 ちょっとてこずったので、メモを残しておきます。 ホスト OS ... Mac OS X 10.5 仮想化ソフト ... VirtualBox 1.6.2 ゲスト OS ... debianミラーサイト にある debian-40r4a-i386-netinst.iso やりたいことは、 ゲスト OS 上でプログラミング、ウェブプログラミングを勉強・実験するテスト環境を構築したい ・・・だけなので、ゲスト OS にデスクトップ環境はいらない できるだけ軽く動作させたい ホスト OS から ssh でログインしてプログラムを打ち込む ホスト OS のブラウザからゲスト OS の httpd にアクセスして実験する です。 ゲスト OS のインストール VirtualBox のインストールは省きます。 ゲスト OS として、ごくごくふつうに debian をインストールしました。詳細は省き
これまで、ノートPCで作業するときは家においたサーバにssh(putty)で接続してemacsでいろいろ書く、というスタイルを取っていました。 ただ、これだとオフラインでは作業できずWindowsXPノートにLinux環境が欲しいなあとずっと考えていました。 で、最初にcoLinuxに挑戦したのですが、いろいろとややこしくて降参。 そこでもう少し簡単な方法はないかなあと探してVirtualBoxを使うことにしました。 タイトルの通り、WindowsにVirtualBoxを入れて、そのVirtualBox上でUbuntuサーバを動かし、そのサーバにホストOSであるWindowsからsshで接続をする、という手順を書きたいと思います。 ウェブ上に情報はいっぱいあるのですが、「WindowsのVirtualBox上でubuntuサーバを動かしsshで接続する」方法をまとめて説明したサイトはなかっ
バックアップのためにリモートのサーバにファイルをコピー(アップロード)したい。 そんな欲求が私の中に生まれた。Linux ではファイルを ssh でコピーするのに scp というコマンドがあるので、早速試してみたのは Net::SCP という Perl のモジュールなのだが、なぜかこのモジュールのメソッドにはパスワードを指定するものがない。ホスト名とユーザー名しか指定しないのだ。ではパスワードはどこにいった? Net::SCP に書いてあるように、どうやら ssh の手動コマンドのようにユーザー名とパスワードを指定するのではなく、パスワードは ssh-keygen -t rsa または dsa として、 できた公開鍵をリモートサーバの ~/.ssh/authorized_key というところに置く ことによって、セキュリティを高めるとともにパスワードが要らない、ということらしいのだ。うーん
概要 2006年 2月に公開された OpenSSH 4.3 (およびその移植版 4.3p1) から、 標準でトンネリングデバイス (tun/tap) を扱う機能がつきました。 これを使うと、手軽に VPN を構築することができます。 現在のところまだ機能はごく限られたものですが、 出先から一時的に ssh 経由で NFS ディレクトリを マウントするなどの目的に使えます。 この文書ではそのための基本的な方法を説明します。 OpenSSH の設定と運用ができ、公開鍵認証の使い方を わかっているシステム管理者を対象としています。 公開鍵認証とは: パスワードのかわりに秘密鍵と公開鍵のペアを使う認証方法です。 通常のパスワードを使った認証では、 たとえ暗号化されているとはいえパスワードがネットワーク上を流れます。 公開鍵認証ではパスワードはまったく (暗号化された形ですら) ネットワーク上に流れ
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