政府・与党内で、安全保障関連法案への国民の理解が進んでいないことに危機感が高まっている。安倍晋三首相は6日から、自民党のインターネット番組「カフェスタ」に生出演し説明を始めた。与党は最短で15日にも衆院平和安全法制特別委員会で採決する構えで、直前まで国民に説明する姿勢を印象づけようとしているようだ。 【“勉強会が影響”】内閣支持率「逆転」に与党危機感 毎日新聞が4、5日に実施した全国世論調査では、安保関連法案の説明が「不十分」との回答が81%を占め、与党内には「このまま採決までいけば支持率がさらに下がる」との見方が強くある。 首相は6日の政府・与党連絡会議で、ネット番組について「素朴な疑問にわかりやすく答えるものにしたい」と意気込んだ。同日の番組では「今やっている法律は、いざという時のためのもの。作っておけば安心」などと説明。7、8、10、13日にも出演する。 首相出演は官邸が先月