大森藤ノの人気シーズ最新刊『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているのだろうか18』が1月21日の発売以降、Amazonの和書ランキングで1位になるなど、大ヒットを記録している。 『ダンまち』シリーズは2013年にスタートし、派生作品も含めるとGA文庫だけでこれまでに30冊以上が刊行されている。2023年1月からはテレビアニメにて『ダンまちⅣ 深章 厄災篇』が放送されるなど、話題に事欠かない同シリーズだが、最新刊がこれほどまでに人気となったのはなぜだろうか。 ライトノベルに詳しい書評家のタニグチリウイチ氏に話を聞いた。 「『ダンまち』シリーズ最新刊は、前巻の刊行から1年半ぶりとなるのですが、これは待たされて当然だと思うしかないほど、とてつもない濃さを持った一冊に仕上がっています。もはや絶体絶命ともいえる状況の中を、一陣の疾風が走ってとてつもない驚きと感動をもたらします。もはやクライマック