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2023年8月17日のブックマーク (2件)

  • 出版不況でも盛り上がる児童書市場。児童文庫でシェアNo.1であり続ける角川つばさ文庫の強さとは? | ダ・ヴィンチWeb

    書店の閉店が相次ぎ、出版不況が叫ばれる昨今、唯一の例外として活性化しているジャンルがある。それが、児童書だ。出版不況が叫ばれて久しく、少子化によって読者の数が減っているにもかかわらず、絵を含めた児童書市場の販売金額は、ゆるやかにではあるが増加傾向にあり、2021年には967億円に達した。2013年の700億円に比べれば、約200億円の増加である(『出版指標 年報2022年版』より)。 そんななか、児童文庫においてシェアNo.1※を誇るのが、2024年で創刊15周年を迎える角川つばさ文庫である。2009年に創刊されてまもなく1位に躍り出た同文庫について、『いま、子どものが売れる理由(筑摩選書)』(筑摩書房)の著者・飯田一史さんは、ヒット作が出るとレーベル内で似たような作品が偏って刊行されがちであるのに対し、〈つばさ文庫は(ある程度「売れ線」があることは推察されるものの)他のレーベルと比べ

    出版不況でも盛り上がる児童書市場。児童文庫でシェアNo.1であり続ける角川つばさ文庫の強さとは? | ダ・ヴィンチWeb
  • 『アンデッドガール・マーダーファルス』の魅力とは 著者・青崎有吾の博学さと19世紀ヨーロッパ文学の融合

    青崎有吾による『アンデッドガール・マーダーファルス』が独特で面白い。 バトルとファンタジーが混在するライトノベル的な作品なのだが、そこにミステリーと歴史ものの要素が加わっている。19世紀末当時の時事ネタを絡めながらも、いい意味で通俗的なエンタメに着地しており、青崎氏の教養の深さを感じられる。 さて、アニメが放送中の『アンデッドガール・マーダーファルス』だが、原作同様主に19世紀末のヨーロッパが舞台になっている。 19世紀末は多くの通俗文学がヨーロッパで隆盛した時期であり、シャーロック・ホームズはこの時代を代表する存在である。『アンデッドガール・マーダーファルス』には超有名どころのホームズやルパンを初め、数多くのヨーロッパ通俗文学に原典を持つキャラクターが登場するが、それらの原典については意外と知られていない。 今回は『アンデッドガール・マーダーファルス』に登場する主だったキャラクターの原典

    『アンデッドガール・マーダーファルス』の魅力とは 著者・青崎有吾の博学さと19世紀ヨーロッパ文学の融合