Googleが発見した「CPUの脆弱性」とは何なのか。ゲーマーに捧ぐ「正しく恐れる」その方法まとめ ライター:米田 聡 一般メディアにもニュースとして取り上げられたので,2017年末からにわかに騒がれだした「CPUの脆弱性」については,4Gamer読者も多くが聞き及んでいることだろう。海外では,「Spectre」(スペクター)や「Meltdown」(メルトダウン)といったおどろおどろしい名前が付いているので,そちらを目にしたという読者もいると思う。 「Intel製のCPUだけが持つ脆弱性で,AMD製のCPUなら問題ない」から始まって,「いやいやAMD製のCPUも同様の脆弱性を抱えている」,さらには「メモリページング方式の仮想記憶を使うCPUのすべてが持つ脆弱性である」などと,情報が錯綜しているので,何を信じたらいいのか分からないという人も多いのではなかろうか。そもそも,メモリページング方式
米Intelは1月3日(現地時間)、複数のセキュリティ研究者が開示したプロセッサの2つの脆弱性について、この問題はIntelのプロセッサ固有のものではなく、米AMDや英Arm、OS提供企業などと対策のために協力していると説明した。 この脆弱性は、オーストリアのグラーツ工科大学や米Googleの研究者が発見し、「Meltdown」と「Spectre」と名付けた。まだ対策はないが、Intelは「現在のメディアによる不正確な報道に対処するため」、脆弱性の存在を認める声明を出したとしている。具体的な対策については「対策のためのソフトウェアおよびファームウェアのアップデートが可能になる来週発表する」という。 Intelによると、この脆弱性を悪用されるとデータを盗まれる可能性はあるが、データを改ざんされたり削除されたりすることはないという。 ユーザーがこの脆弱性に対処するためには、各社のプロセッサを搭
マイクロプロセッサの国際学会「Hot Chips 27」では、中国の新興企業Phytium Technologyが注目を集めた。同社は、64コアのARMv8プロセッサ「Mars」を発表し、来場者に強い印象を残した。 高性能マイクロプロセッサの国際学会「Hot Chips 27」が米国カリフォルニア州クパチーノ(Cupertino)で2015年8月23~25日に開催された。 中国の新興企業Phytium Technologyは同会場において、ARMベースのサーバ向けプロセッサ「Mars」を発表した。また、Oracleは同じセッションの中で、同社にとって初となる、InfiniBand搭載のSPARCプロセッサ「Sonoma」を発表している。 一躍脚光を浴びた「Mars」 Phytium Technologyは、2012年に設立された無名の新興企業だ。同社が今回発表したMarsは、28nmプロセ
こっそり始まったTransmeta トーバルズ氏の雇用で知名度が上がる x86 CPUのベンダーとしては、インテルやAMD、VIA(Cyrix/IDT)というのが3大ベンダーであるが、そのほかに低消費電力CPUの分野で忘れてはならない企業として、Transmetaがある。 Transmetaは1995年、「こっそりと」設立された。最初の設立者の中には、その後もCEOやCTOをずっと務めたデビット・ディッツェル(David Ditzel)氏がいる。こっそりと設立されただけに、当初は話題にも上らなかったが、そののち開発の進展にともない、腕の立つエンジニアを多く参集することにより、次第に人々の耳目を集めていく。 特に1997年、Linuxの開発者であったリーナス・トーバルズ(Linus B.Torvalds)氏を雇用したことで大きく有名になる。1999年11月には、同社のウェブサイトのHTMLコ
半導体メーカー大手のARMが、現行モデル比3.5倍の性能で消費電力を最大75%も低減させる新CPU「Cortex-A72」を発表しました。Cortex-A72の登場により、スマートフォンやタブレットがさらに高性能化し連続稼働時間もアップしそうです。 ARM POP™ IP Cortex-A72 licensees include HiSilicon, MediaTek and Rockchip. http://www.businesswire.com/news/home/20150203006487/en/ARM-Sets-Standard-Premium-Mobile-Experience ARM unveils Cortex-A72 CPU, Mali-T880 graphics, and more - The Tech Report http://techreport.com/new
歴代のCPUから技術的・文化的・経済的に大きな影響を与えた歴史的モデル11種類が発表されています。高性能でベストセラーになったモデルから、中には必ずしも商業的に成功を収めたとは言えないモデルまで、時代を彩る名CPU11選は以下の通りです。 The 11 Most Influential Microprocessors of All Time https://www.pcworld.com/article/525281/influential-processors.html ◆01:Intel 4004(1971年) Intel 4004は、Intelによって開発されたCPUで、あらゆるマイクロプロセッサに影響を与えたと言われる歴史的なモデルです。4004は当初、日本のビジコン社の電卓専用モデルとして開発されましたが、その汎用性を見抜いたIntelは販売権をビジコンから買い取り、さまざまな製
RSコンポーネンツから42.00米ドルで買えるLinuxパソコンと言いながら、その実ARM CPUを搭載したマイコンボード……にしては豪華すぎる仕様のRaspberry Piが届いたので使ってみました。 (続きは[Read More]から) マイコンボードとして清貧に使うRaspberry PiにはHDMIポートが付いていますが、うちにはHDMIポート付きのモニタが一台も無いし、元よりRaspberry Piをパソコン的な用途として使う気は全く無いので、モニタ無し、母艦Macな環境で、高機能なマイコンボードとして使うべく、Lチカをやったところまでのメモです。 HDMIポートが無くても、以下のような変換ケーブル、変換アダプタを使うと、DVI-Dでも使えるということです。VGAに変換するのはコストが嵩むので現実的ではないでしょう。 電源はmicroUSBから供給します。5V/700mAだという
週アスからも編集・筆者ともにたくさん取材に出かけているMobile World Congress 2012。 新型端末の出来具合も気になるところだが、各社が採用しているアプリケーションプロセッサに関してまとめて欲しいとの依頼があった。もちろん、各新プロセッサのスペックに関してはネットで情報が出ているので、それらを参照する方が手っ取り早い。そこで、ここではいくつかの”視点”や”切り口”を提供したいと思う。 ●ファーウェイが突如デビューさせたスマホ向け4コアプロセッサ『K3V2』 さて、MWCでもっとも度肝を抜かれたのは、ファーウェイがクアッドコアの独自プロセッサ『K3V2』を開発してきた事だ。実際に設計しているのはハイシリコンだが、これはファーウェイの一部門から独立した子会社。 プロセッサコアはライバルと同じARM Cortex-A9で、最高1.5GHz動作だから、今後、続々と登場してくるだ
本体が約2800円、英国からの送料込みでも約3400円、サイズは85.6 x 53.98 mm2と名刺サイズ、そんなボードコンピュータでプログラミングの勉強ができる──そういう時代になりました。 ボードコンピュータの名前は「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」、開発したのは英ケンブリッジ大学のエンジニアらで、子どもたちがコーディングやプログラミングを学べるよう設計したということです。BBCの報道映像(このBlogエントリに貼ってあります)を見ると、 普通のテレビをHDMI端子で接続 普通のPC用のキーボードとマウスをUSB端子に接続 電源はmicro USB端子で供給 ストレージはSDカードを利用 これだけで、Linuxを起動し、教育用のビジュアルプログラミング環境「Scratch」を動かしています。ほか、各種チュートリアルのビデオが公開されています。 Raspberry Pi(右
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く