ブリヂストンは10月19日、世界最大級(同社)というA3サイズのカラー電子ペーパーの開発に成功したと発表した。試作品は10月24日よりパシフィコ横浜で開催される電子ディスプレイの展示会「FPD International 2007」に展示される。 同社は2002年に電子ペーパー用の表示材として電子粉流体を開発(関連記事:電子ペーパーを綴る“魔法の粉”もうすぐ実用化)。その後にも大型化やカラー化など各種の機能を継続開発し、この度フルカラー・A3サイズを実現した。 表示方式は同社がこれまで取り組んできた「QR-LPD(Quick-Responce Liquid Powder Display)」。これは帯電時には粒子同士が反発するという電子粉流体の特性を利用し、この粉流体を内部に封入、そこへあたる光の反射で表示を行う。偏光板やバックライトなどは必要ないため構造はシンプル。粒子が液体内ではなく、空