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小説とホラーに関するmmsshhrrのブックマーク (6)

  • 鬼の面 - アーカムなう。 (ミスカトニック大学留学日記)

    昨日につづいて時節ネタ。節分の話です。(全文は「続きを読む」からどうぞ。) ーーーーー 部長、ニシちゃん。名、西春穂(にしはるほ)。2年生。体はちいさいけれど頭脳明晰、成績優秀、頼れるみんなのまとめ役。二お下げの眼鏡っ娘。 部員そのいち。摩周花葉(ましゅうはなは)。2年生。あだ名はハナ。ベリーショートにした髪と、引き締まった体、見た目どおりの運動万能少女。 部員そのに。杏莉。フルネームは植小草杏莉(うえこぐさあんり)。2年生。いつでものんびり、ほんわか、ふんわりで、眉の上でまっすぐに切り揃えた前髪と、背中に流れる長い後ろ髪がトレードマーク。 部員そのさん。麗(うるわ)。上の名前は洞糸井(ほらいとい)。唯一の1年生部員。肩のあたりまで伸ばした軽く縮れた髪の毛は亜麻色で、異国風ともいえる顔だちと、すらりとした手足がバランスよくマッチしている。 それから、部員そのよん、わたし。比久間(ひくま

    鬼の面 - アーカムなう。 (ミスカトニック大学留学日記)
  • サバトの日 - アーカムなう。 (ミスカトニック大学留学日記)

    Monsters v.s. Deep Ones の後日談的な話です。 当はこういうとき、独立した短編になるように、登場人物の紹介・描写をもっとちゃんと入れないといけないとおもうのですが、今回、そのあたりをかなり手抜きしました。(ダメじゃん。) 編を読まれていなくて、それぞれの登場人物がどういうキャラクターか知りたい、というかたは、お手数ですが編の第1回、最終回あたりもご参照ください。(全編とおして読んでいただけたら、わたしとしては嬉しいですが、わりと分量がありますので……。) あと、先日ふと気づいて確認したのですが、麗 (うるわ/うらら) というネーミング、微妙にかぶってしまってた……。元ネタとの音あわせ、一文字でふたりぶんの名前、という条件で名前を決めたら偶然いっしょになってしまっただけで、意識的にではないのです。すみません。(と、どこか遠いところにむかって。) 全文は「続きを読む

    サバトの日 - アーカムなう。 (ミスカトニック大学留学日記)
  • Baker Street Bakery > パン焼き日誌

    "Віють вітри" by Маруся Чурай (1625-1653) 風が吹いている 風がうなる 木々もしなる わたしの心は痛むのに もう涙も流れない えんえん嘆き悲しんできたけれど 終わりは見えない いっそ泣き叫んでも 気持ちが楽になるだけ 涙は幸せを取り戻してくれない 気休めになるだけのこと つかのま幸いだった人は 死ぬまでそれが忘れられない わたしのめぐりあわせを うらやむ人たちもいる 野に生える草がそれだけで 幸せだとでもいうの? しずくもなく陽にさらされて 野や土だけでどうなるというの? 愛するあなたがいないまま ふるさとにひとり生きるつらさ あなたはどこ 愛しい黒まゆさん どこにいるの 返事をして ここであわれに泣き暮れている わたしを どうか見つけ出して あなたのもとへ飛んでゆけたら でも わたしには翼がない あなた恋しさに枯れ果てそうな わたしに気づいてほしい

    Baker Street Bakery > パン焼き日誌
  • Return of the Fly - アーカムなう。 (ミスカトニック大学留学日記)

    『ハエ娘の恐怖』の最終話です。 ーーーー 薄暗い部屋の中でぼんやりと佇んでいると、突然インターホンが連続して鳴らされた。ドアを開けると、僕の肩までくらいの身長の少女が立っている。大きなぶ厚い眼鏡マスクをしていて、顔立ちはほとんどわからない。けれども、その華奢な体には見覚えがあるような気がした。そして、なによりも。 なによりも、彼女の甘ったるくて舌足らずな声は、耳に懐かしいものだった。 「人が毎日毎日来てたのに、どこ行ってたの?」 「毎日毎日って、いったいなにしに来てたんだ?」 とっさに口をついて出てきたのはそんな言葉で、自分でも失望する。もっと伝えるべきことがあるだろう。 「なにしに来たのかって、うまくいきました、っていう報告と、ご迷惑をおかけしました、っていう謝罪と……」 ハエ少女、いや、元ハエ少女は、そこまで言うと黙りこみ、下を向く。しばらくして彼女は、床を見つめたまま、こう続けた。

    Return of the Fly - アーカムなう。 (ミスカトニック大学留学日記)
    mmsshhrr
    mmsshhrr 2009/10/18
    おつかれさまでした!
  • 死ぬ死ぬカミルたん――自殺志願の吸血鬼 Camille: A Suicidal Immortal オオヒサヤストモ

    序章 第一章「地面のなかからこんにちは」 第二章「べっこ吸血鬼」 第三章「眠る気?」 第四章「深夜プラス何か」 第五章「フロム・ア・ストーカー」 第六章「赤と黒と白」 第七章「オン・ザ・チョコレート」 [#改ページ] ◆序章 時は夜、豪快に雨が降り注ぎ、雷があたり一帯にとどろく。 六月の最終日、広い地球の日という小さな島国に住むこのオレ、鈴木翔太(すずきしょうた)(中学二年生)には、どうしてもやらねばならないことがある。たとえ雨が降ろうとも、嵐になろうとも、今日この日、この晩のうちにこれだけはやっておかねばならんのだ。 オレの右手にはショベルがある。こいつで地面を掘り、あの厄介なものを処分しなくちゃいけない。 もし今夜のうちに始末できなかったら、オレの人生はここで終わってしまう。絶対、絶対にだ、これをうまくやりおおせなきゃいけないんだ。証拠隠滅――オレとこいつの

  • ハエ娘の恐怖 - アーカムなう。 (ミスカトニック大学留学日記)

    (こちらにあったものと内容的にはおなじです。ちょっとうもれてきたので、記事を移動しました。まとめはこっちに追加していきます。) 予備校から一人暮らしのアパートの部屋に帰った僕は、いつものようにカバンを床に放り投げ、ジーンズを脱いで部屋着のジャージに着替えようとし……たところで、窓を開けたままで外出していたことに気がついた。今朝、遅刻ギリギリで部屋を出ていったときに閉め忘れてしまったようだ。窓には網戸がはまっているから、完全に外に直結、というわけではないけれど、不用心なことに変わりはない。それに、その網戸にも、けっこう大きな穴がいくつか開いていて、油断していると蚊どころか、クモやコオロギの侵入までも許すことになる。外はもう日が暮れて涼しくなっていたので、僕は窓を閉じようとアルミのサッシに手をかけた。 そのときだ。背後で、ぶぶぶぶぶん、と、薄い皮膜状のものが超高速で震える際に特有の音がした。網

    ハエ娘の恐怖 - アーカムなう。 (ミスカトニック大学留学日記)
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