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小説とtwitterに関するmmsshhrrのブックマーク (3)

  • Return of the Fly - アーカムなう。 (ミスカトニック大学留学日記)

    『ハエ娘の恐怖』の最終話です。 ーーーー 薄暗い部屋の中でぼんやりと佇んでいると、突然インターホンが連続して鳴らされた。ドアを開けると、僕の肩までくらいの身長の少女が立っている。大きなぶ厚い眼鏡マスクをしていて、顔立ちはほとんどわからない。けれども、その華奢な体には見覚えがあるような気がした。そして、なによりも。 なによりも、彼女の甘ったるくて舌足らずな声は、耳に懐かしいものだった。 「人が毎日毎日来てたのに、どこ行ってたの?」 「毎日毎日って、いったいなにしに来てたんだ?」 とっさに口をついて出てきたのはそんな言葉で、自分でも失望する。もっと伝えるべきことがあるだろう。 「なにしに来たのかって、うまくいきました、っていう報告と、ご迷惑をおかけしました、っていう謝罪と……」 ハエ少女、いや、元ハエ少女は、そこまで言うと黙りこみ、下を向く。しばらくして彼女は、床を見つめたまま、こう続けた。

    mmsshhrr
    mmsshhrr 2009/10/18
    おつかれさまでした!
  • ハエ娘の恐怖 - アーカムなう。 (ミスカトニック大学留学日記)

    (こちらにあったものと内容的にはおなじです。ちょっとうもれてきたので、記事を移動しました。まとめはこっちに追加していきます。) 予備校から一人暮らしのアパートの部屋に帰った僕は、いつものようにカバンを床に放り投げ、ジーンズを脱いで部屋着のジャージに着替えようとし……たところで、窓を開けたままで外出していたことに気がついた。今朝、遅刻ギリギリで部屋を出ていったときに閉め忘れてしまったようだ。窓には網戸がはまっているから、完全に外に直結、というわけではないけれど、不用心なことに変わりはない。それに、その網戸にも、けっこう大きな穴がいくつか開いていて、油断していると蚊どころか、クモやコオロギの侵入までも許すことになる。外はもう日が暮れて涼しくなっていたので、僕は窓を閉じようとアルミのサッシに手をかけた。 そのときだ。背後で、ぶぶぶぶぶん、と、薄い皮膜状のものが超高速で震える際に特有の音がした。網

    ハエ娘の恐怖 - アーカムなう。 (ミスカトニック大学留学日記)
  • ハエ娘の恐怖 - アーカムなう。 (ミスカトニック大学留学日記)

    数日前についったーでしたやりとりから妄想しました。ついったーに投稿しようとおもっていたのだけど、長くなってしまったので、この部分だけはこっちに置いておきます。 (10月8日追記: ちょっと下のほうに埋もれてきたので、体をこっちに移動しました。) ―――― 予備校から一人暮らしのアパートの部屋に帰った僕は、いつものようにカバンを床に放り投げ、ジーンズを脱いで部屋着のジャージに着替えようとし……たところで、窓を開けたままで外出していたことに気がついた。今朝、遅刻ギリギリで部屋を出ていったときに閉め忘れてしまったようだ。窓には網戸がはまっているから、完全に外に直結、というわけではないけれど、不用心なことに変わりはない。それに、その網戸にも、けっこう大きな穴がいくつか開いていて、油断していると蚊どころか、クモやコオロギの侵入までも許すことになる。外はもう日が暮れて涼しくなっていたので、僕は窓を閉

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