JR北海道、運転士の薬物検査拒否 運輸局の助言に「人権上問題」 (10/05 15:05) JR北海道の運転士が7月に覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕された際、同社が、北海道運輸局の幹部から、全運転士(約1100人)に対する薬物尿検査を実施するよう口頭で助言されたにもかかわらず、応じていなかったことが5日、分かった。薬物事件で乗務員が逮捕された他の交通機関では尿検査を実施した例もあり、同社の対応は議論を呼びそうだ。 JR北海道と北海道運輸局によると、運輸局の幹部が運転士の逮捕後の8月、JR担当者に「他の運転士に薬物使用の疑いがないことを示すために、尿検査を実施してはどうか」と提言。JR担当者は「人権上の問題がある」などと応じなかったという。<北海道新聞10月5日夕刊掲載> 前の記事 次の記事