1992年のF1グランプリにミハエル・シューマッハー、マーティン・ブランドルのドライビングで出走したベネトンB192を解説する一冊です。 鮮烈なカラーリングと特異なノーズデザインで、このマシンを記憶しているファンも多いことでしょう。ティレル019と並んでF1マシンのハイノーズ化、現在に至る空力制御の先鞭をつけた記念碑的な一台でもあります。 “コルセア・ウィング”と称されたティレルの形状とは違いシンプルな吊り下げ式にまとめたベネトンのデザインはフロントウィングのダウンフォースを損なうことなく、以後のF1デザインのトレンドを勝ち得ます。ベネトンのハイノーズマシンとしては前作B191に続く二代目の、しかしジョン・バーナードが設計したB191がベネトンF1としては異端な存在であった故に、ロリー・バーンによる本車はベネトンF1としては正常進化の流れに乗った存在なのです。「正常進化」って90年代のF1
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