(写真)旧統一協会が2015年に下村文科相(当時)へ提出した名称変更申請書。協会の代表は徳野英治会長(当時)となっています 2009年に霊感商法が摘発され引責辞任した旧統一協会(世界平和統一家庭連合)の徳野英治会長(当時)が、その後会長に復帰し15年に名称変更を文部科学相に申請していたことが4日、分かりました。申請当時も霊感商法の被害は続いており、変更を認証した政府の責任が問われます。 捜査当局は09年ごろに旧統一協会の霊感商法を全国で摘発しました。同年6月には同協会ダミーの印鑑販売会社「新世」(東京都)社長らを、「先祖の因縁がある。このままでは家族が不幸になる」と不安をあおって高額な印鑑を購入させた特定商取引法違反容疑(威迫・困惑)で逮捕。協会の施設にも家宅捜索が入りました。 新世事件は東京地裁で有罪が確定しています。判決は、「信仰と混然一体となっているマニュアル」をもとに、「統一協会の