日経ITproにて、「多重下請けは本当に必要悪なのか──ポジティブな改善策を考えてみる」という記事が公開されている。 日本では大手企業が請けた仕事を切り分けて下請けに出し、さらにその下請けもそれを下請けに出す、ということが多く行われているが、これを肯定するものだ。肯定する理由としては、「下請けを使わないと適切な人材を見つけられない」ことらしい。 ただ、その人材に適切な対価が与えられば良いのだが、現在の多重下請けシステムは結局「適切な人材を安く集める」というだけのシステムになっているのではと思ってしまう。 ちなみに、東京労働局によると最近は「二重派遣」で摘発される事例が増えているそうで、それを見破る方法として健康保険証のチェックが勧められているそうだ。