ついにプロ野球にまで手を突っ込んできた。2014年5月26日、自民党が「プロ野球16球団」構想を提言。アベノミクスに沿ったものらしいが、球界関係者は突飛な話にあきれるばかりだ。 ことの起こりは自民党の日本経済再生本部(本部長・高市早苗政調会長)による「日本再生ビジョン」の安倍晋三首相への提言。「日本遺産」創設などとともに、プロ野球の球団数を現行の12から4増加して16に、というもの。 黒字経営が何球団か知っているのか 「プロ野球市場の拡大を通じての地域活性化」 これが狙いで、アベノミクスの新しいタマということらしい。与党の提言なのだから、それなりの計算があってのことなのだろうが、プロ野球に携わる人たちは、雲をつかむような話に、驚くよりあきれかえっているのが実情だ。 「現在の12球団のうち、黒字経営がいくつあるのか知っているのか」 「4球団増やしたら何人の選手が必要か分かっているのかね」 と