ただ、コロナ・ショックで社会に大きな変化が起きています。そして、2019年10月にワタミに会長として復帰して以来、自分自身の「後期経営者人生」はどこに軸を置くべきかを考えた結果、過去は振り返らないことを決断したのです。 1店舗も残さないという決断は過去を引きずらないという意思の表れです。営業部の中枢人材も焼き肉事業に配置しました。これで仕切り直し。焼き肉でもう一度1000店舗を目指します。 決して、居酒屋を捨てるわけではありませんが、成長のドライバーは焼き肉業態になる。それを周知徹底させるため、(焼肉店の)看板にも「和民」の名前を付けました。 600店舗まで10年もかからない 5年で400店舗とのことですが、どういった戦略で店舗展開を進めていくのでしょう。 渡邉氏:普段はオフィス街で、休日になれば地域住民が来るといった、例えば当社(東京都大田区羽田1丁目)の近辺のような立地で攻めていきたい