女性活躍に向けた提言を二階俊博幹事長に提出後、記者団の取材に応じる「自民党女性議員飛躍の会」のメンバー=党本部で2月15日、遠藤修平撮影 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長の女性蔑視発言は、自民党の女性議員たちに難しい選択を迫った。決して看過できない発言だが、最大派閥の細田派元会長で、今もなお党内に強い影響力を持つ森氏を批判できるのか――。当初はためらいもあった女性議員たちだが、徐々に不満の声を上げ始めた。これを契機に、女性の登用や政治参画を求める動きも加速している。 【遠藤修平、野間口陽】 「森喜朗さんを批判するのは怖い」 「総理、女性大臣は倍増じゃなきゃだめですよ」。2月18日、自民党の女性活躍推進特別委員会のメンバーが首相官邸で、菅義偉首相との面会を終えて退室する際、森雅子前法相が念を押した。首相も振り返って、うなずいたという。 特別委は首相に新型コロナウイルス
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