ビッグ4でトップに君臨してきたデロイトトーマツコンサルティングは、アクセンチュアを追って規模拡大を目指してきた。だが、昨年から内部崩壊に見舞われている Photo:SOPA Images/gettyimages まず、コンサルファームは、サービスの特徴から大きく戦略系と総合系の二つに分かれる。 主に少数精鋭の人員で、戦略立案など企業経営の上流に当たる部分をサポートするのが戦略系ファームだ。いわゆる伝統的なコンサルのイメージであり、マッキンゼー・アンド・カンパニーなどが代表だ。 それに対し、戦略立案だけでなく、実行支援からデジタル関連の実装・運用といった下流の工程まで幅広く手掛けるのが総合系ファーム。デジタルに強く一気通貫のサービスが売りのアクセンチュアや会計系コンサルの「ビッグ4」がその代表だ。 実は近年、企業の成果重視の傾向が強まったことで、コンサルニーズも単なるレポート作成から、実行支
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