第2回 ゆっくりものを観てみよう。 (クリックで拡大します) 時には、何も考えないで、 ボーッと空に流れる雲を追いかけてみたり、 ただひたすらに、好きな音楽でも聴きながら、 好きな本を読み耽ってみたり、 それこそ前回の話ではないけれど、 目的もなく散歩をしてみたりしている時、 その時間は、とてもゆっくり 流れているように感じるものです。 しかし残念ながら、慌ただしい毎日の中で、 なかなかそういった時間は訪れません。 だから余計に、この「ゆっくりものを観る」という時間が、 今となっては、もっとも贅沢な時間なのかもしれません。 瞬間を切り取ったはずなのに、 そこに写り込む「前後の時間」がある。 ぼくはそんなゆったりとした時間の中で 感じることが出来る“いろいろ”と、 「一枚の写真」が成立するために必要な“いろいろ”は、 実は、とても深い関係があるのでは、 と、常日頃より感じています。 それとい