日本人が間違った覚え方をする「得意ではない」言葉についておよびこれに類する話が出てくるたびに思うこと、についてのメモ 1)ある言語を学ぶことと、その言語から語彙を別の言語に取り込むことは違う ある言語を学ぶ時には母語話者の発音や文法がお手本になる。その言語を尊重するなら、ネイティブの発音を尊重し、できる限り近い音を出そうと努力するのも自然なことだろう。 しかし、語彙を別の言語に借用し取り込む時には、ネイティブそっくりであることよりも、取り込んだ先の話者が聞き取れること、話せることが優先される。取り込む先の言語の音の決まりに従って自然に、あるいは人為的に、元の言語の音とはちょっと違った形で認識されるのはごく当たり前のことで、別に「間違った」ことではない。 2)ある言語には「音」のルールがある ある言語にはその言語の音の組み立て方のルールがある。たとえば日本語で促音「っ」として認識される。「そ