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ブックマーク / doubutsutokuron.hatenablog.com (5)

  • 科学インフラの話 - 動物学特論

    『動物実験施設にどのくらいお金がかかるのか?』 ・・・なんて話は,おそらく意識したこともないのではないでしょうか?それとも,「いやいや、マウスの値段も知ってるし、飼育経費だって1ケージいくらって知ってる」でしょうか。今回は”その先”のお話について,少し書きたいと思います。 ケージいくらか知ってる? 皆さんが動物実験施設でマウスやラット,あるいはその他の動物を飼育する場合,間違いなく専用のケージ(あるいは飼育器材)を使っていると思います。日ではそのほとんどが,毎回洗浄されて,滅菌したものを使っているでしょう。 さて,このケージの金額はいくらでしょうか? 日にはケージの面積に関する規定が明文化されたものはありませんが(国としての基準がないというのは,かなり深刻な問題なんですが),国内の施設であればILAR guideに準拠している『はず』ですので,この面積基準を満たすもので考えます。 また

    科学インフラの話 - 動物学特論
    mobanama
    mobanama 2015/08/12
    "平成30年に予定されている動愛法の改正で,市民団体などからの要求で,欧米並みの管理強化を要求された場合,上記のように,ただでさえ逼迫している国内の動物実験施設はおそらく対応することができなくなる"
  • 凄いスピードで走らない方の”F1” - 動物学特論

    年度の切り替えで色んな雑務が山積みになってる皆さん、ドーモ。任期終わるのに、来年の関連書類を作成してる、特論=サンです。バクハツシサン! さて、色んな報道もあって、”例のあの方”の問題は科学的には片付くような気がしますが、動物学特論としては「F1マウス」について、書いておかないといけないと思ってます。報道で勘違いが多いんですが、F1マウスっていう凄く早そうな固有のマウスがいるわけではないです。 マウスおよびラットの命名方法はルールがあって、日語でも公開されています http://www.jalas.jp/pdf/iczn.pdf ただ、上の日語版だと致命的なことに、文のリンクが間違ってるので、張っておきますね MGI-Guidelines for Nomenclature of Mouse and Rat Strains この場合、Fはフォーミュラではなく、Filial(=雑種世代の

    mobanama
    mobanama 2014/06/18
    "左が雌で右が雄、交配自体の記号は「×」で系統名では省略可。ついでに「/」は近交系における亜系統を分ける記号なので、交配やF1・F2マウスには使わない"てすとにでるそうです。you‐know‐who w
  • 虹を掴むマウス・BALB/c - 動物学特論

    前回の記事で、Abbie Lathropの話をちょろっと書いたので、いつかマウスの研究に重要な人々の記事書きたいなぁとか思ってます。海外の先駆者たちだけでなく、日で最初のマウス飼育施設を、”私費で”作った野村達次とか さて、マウスの系統紹介第3弾として、『白いネズミといえば、ICRかこのネズミ』っていうくらいのアルビノマウスの定番・BALB/cについて書きたいと思います。 BALB/c (写真はジャクソン研究所から引用 http://jaxmice.jax.org/strain/000651.html) 免疫などの研究では当によく用いられます。あとは、クローズドコロニーの中に生じた突然変異であるFoxn1<nu>を交配により導入した、免疫不全マウス BALB/c-Foxn1<nu>(ヌードマウス, 交配による変異導入を行っているので正式には、C.Cg-Foxn1<nu>)も論文などでよ

    mobanama
    mobanama 2014/06/16
    "「Balb/c」などは、大文字と小文字で別の意味があるマウス命名法では明らかな間違いなので、気を付けて下さい。略号も「BALB」や「B」ではなく、「C」ですよ"他亜系統の注意など。
  • 飼育環境を一定にすることは何故重要なのか? ―イントロ― - 動物学特論

    動物学特論です。この日記のコンセプトは、”生物学系の大学で動物使って研究始めるB3の学生に、動物の講義を教えたいけど・・・そうだ!オムニバスで特論にしちゃえ”って感じなので、ようやく論っぽくなってきます。まぁ、すぐに脱線します アメリカのJackson研究所のHPに以下の文章があります Minimize Environmental Stress Inbred strains of mice are maintained by successive sister x brother matings. Reproductive performance and behavior are strain dependent and should be well researched before a mouse is imported. For example, strains like C57B

    飼育環境を一定にすることは何故重要なのか? ―イントロ― - 動物学特論
    mobanama
    mobanama 2014/05/07
    期待期待。
  • じゃぁ、C57BL/6マウスを使えばいいのか? - 動物学特論

    答えは、端的に言えば、”ほとんどの”場合がYes 写真は、Jackson研究所HP C57BL/6J http://jaxmice.jax.org/strain/000664.html 主な供給元: 日クレア http://www.clea-japan.com/animalpege/a_1/e_02.htmlSLC http://jslc.co.jp/mice/c01_f.htm 日チャールズリバー http://www.crj.co.jp/product/domestic/detail/25 動物学特論です。こんな書き方をすると、遺伝学がご専門の方々に怒られそうですが、バックデータが最も集積しているという意味では、ほとんどの場合で間違いではないと思います。 来はこの問いかけ自体があまり意味はなくて、例えば、様々な種類のイヌをいっぱい集めて来て、”この中でもっともイヌらしい品種

    mobanama
    mobanama 2014/05/07
    "Nnt自体はミトコンドリアでの酸化ストレスに関わっているので、その辺*7を研究してる方は、当然、C57BL/6Jは問題がある"あり。読んどかねば。
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