理化学研究所の調査委員会がSTAP細胞の論文問題に関し再調査しないとの結論をまとめたことを受け、理研の小保方晴子氏(30)は「正式に何も聞いていないが驚いている。とても信じられないが、事実とすれば非常に悲しい」とのコメントを発表した。 代理人の三木秀夫弁護士が7日午後、大阪市内で記者団の取材に応じた。三木弁護士によると、理研に問い合わせたが「事務局としては情報に接しておらず、お伝えすることはない」との回答だった。 小保方氏について三木弁護士は「ショックを受けており、まだ先のことが考えられない様子」と話した。 今後、対応を協議する予定で、三木弁護士は「訴訟が唯一の選択ではない。何が彼女の研究生活にとってベストなのか考えたい」と述べた。 また弁護団も「調査不備と事実誤認について指摘してきたにもかかわらず、拙速で粗雑な扱いには失望と怒りを感じる」とのコメントを出した。(共同) [2014年5月7