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ブックマーク / kamiyakenkyujo.hatenablog.com (10)

  • 「風呂なし3万円」は「最高の育て方」か - 紙屋研究所

    この記事、はてなブックマークでは評判が悪いな。肯定的にコメントしている人も少なくないけど。 president.jp 要は、“特段の援助もせずに実家から放り出してみろ”というススメであり、そうすれば自活能力がつくし、条件を改善していく体験を得られるし、大変になれば実家に戻ればいいし、いいことづくめだよ、という意見である。 昭和生まれ、昭和育ちとして、この意見は体感的にうなずける部分がある。 しかし、多くのブコメ同様、どうもモヤモヤする。うなずけない部分もあるからだ。 都内の風呂なし3万円木賃アパートで十数年住んだ昭和世代のぼくは ぼくは万博前後に生まれた世代で、18歳で実家を出てからは、35歳でつれあいと同居するまで、風呂なしアパート以外に住んだことはない(1年間を除いて)。そのうち十数年は都内(中野区)である。 中野の木賃アパートは家賃3万円で相当に古く、屋根裏ではネズミが走り回り、ぼく

    「風呂なし3万円」は「最高の育て方」か - 紙屋研究所
    mobanama
    mobanama 2020/01/06
    "一人暮らしをさせてみるのが、本人の自立心を養う上ではいいのではないか"は同感するが、元記事は内容がぐだぐだ過ぎて全然あかんわ。"一人暮らしをさせることは、家族の支えがあるなら「ぜいたくな実験」"せやな。
  • ナナシ『イジらないで、長瀞さん』 - 紙屋研究所

    「スクールカースト」とまでは言わないけども、文化圏が違うクラスの女子、特にギャル的な女子から、相当にからかわれながらちょっかいを出されて「構われる」、つまりそのからかいは、実は自分への好意じゃないのか……?っていう話の作りかたは、ぼくの中学時代の体験を思い出させてしまう。 イジらないで、長瀞さん(1) (マガジンポケットコミックス) 作者: ナナシ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/03/09 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る って言ってもだね、この作品と同じシチュエーションがあったわけじゃないんだよ。 この何百分の一くらいの、カケラみたいな個人的経験。 全然日頃接触のないヤンキーの先輩女子にからかわれながら学校から帰ったことがたった1回だけあった。 そもそもそれまでの人生の中で女子にそんなに「いじられる」=関与された体験もなかったし、体をベ

    ナナシ『イジらないで、長瀞さん』 - 紙屋研究所
    mobanama
    mobanama 2019/03/28
    この前kindleの無料ので一巻読んだ。続きが読みたくなってぐっとこらえてる(失礼w)状況
  • 柳原望『高杉さん家のおべんとう』 - 紙屋研究所

    ぼくはいま3歳の娘の保護者である。 つい先日まで娘は0歳の「赤ちゃん」であったのだが、今ではすっかり「子ども」だ。やがて「少女」という段階に発展していくはず(次にいきなり「少年」とか「老人」とかになったらびっくりである)。 まあ、自分の娘に性的な眼差しを向けることは(おそらく)ないと思うけども、たとえば娘が小学校高学年になったとき、中学生になったとき、高校生になったとき、マンガの形象としての小学校高学年の少女、中学生少女、高校生少女に性的な眼差しをむけることができるだろうか、と思う。 「もうさー、あんた娘の父親なんだからさー、いい加減そういうのはやめなよー」とはつれあいの苦言。もっともである。 もっともなんだけども、そういう時期になってもたぶん、マンガの形象として登場する中学生女子に萌えているような気がしてならないのだ。 書『高杉さん家のおべんとう』は、31歳のさえないオーバードクター・

    柳原望『高杉さん家のおべんとう』 - 紙屋研究所
    mobanama
    mobanama 2014/08/08
    "マルキストであるぼくは、学問的知見が生活の知恵と統一されることに心を躍らせるので、こうした話は大好きなのである"マルキストに限らんと思うがw
  • 竜田一人『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』 - 紙屋研究所

    「週刊プレイボーイ」のマンガ評「この漫画がパネェ!!!」で竜田一人『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』(講談社)について書いた。書のオビでも(小さく、だけど)紹介されている。*1 記録マンガとしてすぐれている ぼくは、『いちえふ』について、基的には記録マンガとしての素晴らしさを評価した。これはすでに多くの人が指摘している通りである。 映像=絵としての記録、というシンプルな意味である。 文字で読んだ原発のルポでは、空間的な認識をどうしても起こしにくい。30年以上前のルポである堀江邦夫『原発ジプシー』(現代書館)は後述するが大変すぐれた潜入ルポである。しかし、文字によって得られる空間イメージはやはりかなり制限される。ところどころ、作業の写真が載っているのだが、昔の写真であるためか、全体的に黒っぽくてわかりにくい。増補版p.164の写真など何がなんだかわからない。 竜田『いちえふ』では、

    竜田一人『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』 - 紙屋研究所
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    mobanama 2014/05/03
    後半はどうかと思う。
  • 義務や強制のない、自治会費ゼロの自治会をつくったよ - 紙屋研究所

    ※このエントリをきっかけにして、を出しました。 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784098252077 http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/20140921/1411290361 ごみ収集のサービス(の一部)を受けるには、自治会に加入しないといけないというこの話。 ゴミ収集は行政のサービスだろ? 元増田が引っ越した鹿児島のある自治体では、ごみをステーションに捨てようとしたら「お前は自治会に入ってないからこのステーションは使えない」と言われたというのだ。 元増田は、ごみ収集は自治体(市町村)の仕事なのだから、税金で支出されるべきで、自治会費負担をからませられてはかなわない、と主張する。これにたいして、はてブのコメントでは、 自治ってこういうことだろ、住んでる所によって行政サービスや経費が

    義務や強制のない、自治会費ゼロの自治会をつくったよ - 紙屋研究所
    mobanama
    mobanama 2013/07/29
    後で読む
  • クリストファー・ロイド『137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史』 - 紙屋研究所

    歴史とは論理である 歴史は中学生までは「得意」で「好き」なものであり、そういう意識でずっときていたけど、高校・大学・社会人になってロクに知識の更新をしなければ、「得意」で「好き」なものではなくなる。まあ、「えーっと南北朝時代って鎌倉時代の前だっけ? 後だっけ?」とか言っているつれあいほどではないけど、「歴史オタク」とよばれている人のフリークぶりにはもう足元にも及ばない。はい。 でも、別に細かい歴史知識を詰め込みたいわけじゃないんだよな。 いや、そりゃ、「七槍ってもともと秀吉が家臣を宣伝するために作ったカテゴライズなんだぜ」(cげんしけん)とか言ったら「へえ! 面白いねぇ!」とか思われるし、合コンではモテるし、得意先にはウケて100億円の商談もまとまるし、いいことづくめかもしれないんだけど、つまりまあ「神は細部に宿る」的なアレかもしれないんだけど、細部に宿りすぎて神だらけのような気がしない

    クリストファー・ロイド『137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史』 - 紙屋研究所
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    mobanama 2013/01/09
    歴史=偶然も歴史=論理も妖怪ドッチモドッチ。コミュニストならしょうがないかw。500ページは賢者の石の一割弱増し、秘密の部屋より少ない。面白きゃ読むな、確かに。
  • 再稼働賛成派に聞きたいこと - 紙屋研究所

    安全基準が厳しくなって、それで原発が止まったら仕方ないと思うの? 福島で原発事故が起きたので、安全規制が厳しくなることが予想されるよね。 その厳しくなった規制で、いまある原発がハネられたら、「経済のために原発を再稼働させるべきだ」という人は、「ルールにあわないんだったら、しゃあねーなー」と思うんだろうか。それとも、「カネがあってこそだろ。そんな厳しい規制は、ゆるめるべきだ」と主張するんだろうか。つまり法令に従うのか、法令をまげてしまうのか。 そんな法令などつくられない、とタカをくくっているんだろうか。 原発をつくったときにOKとかNGとかをだす、「審査指針」ってのがある。 法令上の強制性がないらしいんだけど、もともと原発の建設っていうのは、「国策」といわれるように、政治的・政策的判断なわけだよね。政治の側が「いいよ」って言えば電力会社は原発をつくれたし、「だめ」っていえば、止まってきた。実

    再稼働賛成派に聞きたいこと - 紙屋研究所
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    mobanama 2012/12/04
    ICRPの敷地境界100mSvってどの勧告の何の話?緊急時職業被ばくの参考レベルはPub103では1,000又は500mSv。公衆の対策の参考レベルが20-100mSv/年だからこれに該当?
  • 安斎育郎『増補改訂版 家族で語る食卓の放射能汚染』 - 紙屋研究所

    学習会でとまどう人びと 福島原発の事故以来、左翼組織の中で、なぜかドシロウトのぼくが原発や放射線被害の問題の学習会のチューターをつとめることがある。もちろん専門家ではないので問題の骨格を知るための入門という位置づけだ。 その学習会の場で、ICRP(国際放射線防護委員会)の見解を紹介し、低線量の放射線であってもガンになる確率はあるものとみなされる、としゃべる。安全基準というものは存在せず、「がまん量」なのだ、という話である。 たとえば共産党の機関紙誌にも放射線問題の専門家としてしばしば登場する野口邦和(日大学専任講師)の見解を紹介する。 暫定規制値はあくまでも事故時の緊急対応措置だということを理解する必要がある。メディアは安全基準などという言い方をしているが、安全基準ではない。被曝線量は低ければ低いほどよいというのが通説だ。暫定規制値は、いわば“がまん基準”であり、放射性核種が大規模に漏れ

    安斎育郎『増補改訂版 家族で語る食卓の放射能汚染』 - 紙屋研究所
    mobanama
    mobanama 2011/08/24
    やはり安斎さんはまともだな。しかしそこまで読みとっても"安斎がECRRのモデルにふれないのは、揚げ足をとられないためだろう"等という。安斎もECRRを認めていない、とはならないのだな。その点は絶望した。
  • 「コクリコ坂から」感想 - 紙屋研究所

    お盆で帰省したのをこれ幸いと、娘を寝かせ、母に添い寝を頼み夫婦で「コクリコ坂から」を観に、車で1時間半ほどの深夜ドライブをしてオールナイト映画館にたどりつく。 終わった後、帰りの車の中で夫婦で感想交流をした。 もうね、メル大好き 「コクリコ坂から」のストーリーは、映画の公式サイトが基筋をバラしているのでそちらを参照してほしい。 http://kokurikozaka.jp/story.html 主人公の少女・海(メル)の造形があまりに優等生かつ真っすぐで美しく「萌えた」(ぼく)、「ストレートすぎた」(つれあい)。長澤まさみが声をすると知り、「ずっと『あー、長澤まさみがしゃべってるなあ』と思ったらどうしよう」(ぼく)とか「またコビコビの声でやられたら絶望的」(つれあい)などと危惧していたが、これがなかなか上手かった。長澤まさみは消え、たしかにそこには海という少女がきちんとたちあがっていた。

    「コクリコ坂から」感想 - 紙屋研究所
    mobanama
    mobanama 2011/08/24
    "「あんたがそんなに少女漫画とアフィニティが高かったとはね! 四半世紀若かったら、少女漫画誌に『高橋千鶴先生へ 海と俊を引き裂くのは絶対にやめてください!』とか手紙を書いて送るタイプだよ」"
  • 石川雅之『もやしもん』9巻 浅川芳裕『日本は世界5位の農業大国』 - 紙屋研究所

    主人公は菌が見える! 農大マンガ『もやしもん』が字だらけ、解説づくめであることについては、いずれ論じるかもしれないが、今日は9巻で書かれている料自給率論争について。 常識を覆す爽快感としての自給率政策批判 料自給率は低い、これを向上させねば、という議論は、ぼくが小学生のときからすでに「天ぷらそば」という「和」が自給率20%なんだぜ、という例とともに喧伝されてきた。だから、自給率という考えやそれを向上させるという意識はすっかり国民に定着している。実際今度の参院選でマニフェストや公約に「自給率向上」の言葉や政策がない政党は「新党改革」くらいなものだ。 そういう「国民的常識」を覆すのは無上の爽快感がある。 覆された方も「これで今日から俺も情報強者!」と意気込みたくなること請け合いである。 主人公・沢木が出入りしている研究室の先輩院生・長谷川遙が、小坂なる学生の自給率研究にいちゃもんをつける

    石川雅之『もやしもん』9巻 浅川芳裕『日本は世界5位の農業大国』 - 紙屋研究所
    mobanama
    mobanama 2010/07/30
    "食料は生命の維持に不可欠であるため、危機が生じた場合の損失とは生命にほかならず、国民にとってそれは無限のマイナスの値""危機が生じる確率が仮に0.001%だったとしても、食料危機に対する評価は無限のマイナスの値
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