筋肉痛や肉離れの対処として、よくアイシングが用いられます。 しかし、誰もが納得のこの方法、実は間違いだったかもしれません。 神戸大学、千葉工業大学の最新研究により、筋損傷に対するアイシングは、筋組織の再生を遅らせることが判明したのです。 研究は、5月7日付けで『Journal of Applied Physiology』に掲載されています。
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筋肉痛や肉離れの対処として、よくアイシングが用いられます。 しかし、誰もが納得のこの方法、実は間違いだったかもしれません。 神戸大学、千葉工業大学の最新研究により、筋損傷に対するアイシングは、筋組織の再生を遅らせることが判明したのです。 研究は、5月7日付けで『Journal of Applied Physiology』に掲載されています。
ネコを飼い主なら、彼らが狭い箱や隙間を好む妙な習性があるのをご存知でしょう。 ところが、さらに奇妙なことに、ネコは床に描かれただけの四角い枠でも座り込むというのです。 今回、ニューヨーク市立大学の科学的な実験により、ネコは錯覚を認識でき、二次元の四角形でも好んで居座ることが示されました。 研究は、4月30日付けで『Applied Animal Behaviour Science』に掲載されています。 Groundbreaking Cat Science Shows They Love to Sit in Illusory Boxes, Too https://www.sciencealert.com/cats-don-t-just-like-to-sit-in-real-boxes-they-ll-choose-to-sit-in-illusions-of-boxes-too If I f
ついに夢世界とのコンタクトに成功しました。 アメリカ、ドイツ、フランス、オランダの研究チームは、睡眠中の被験者とコミュニケーションを取る夢実験をそれぞれ実施。 その中で、夢に侵入することで、被験者とリアルタイムで対話することに成功したとのことです。 実験は、明晰夢(夢の中にいることを自覚し、自らの意思で行動できる夢)をコントロールできる被験者を対象としています。 研究は、2月18日付けで『Current Biology』に掲載されました。 Lucid dreamers can hear and answer questions while still asleep, scientists find https://www.livescience.com/real-time-communication-while-dreaming.html Lucid Dreamers Can Commun
犬の世界では神話のように小人と巨人が入り乱れています。 犬は地球上に生息する動物種の中で、単一種としては最も大きな外観の違いを「犬種」の形でもっていいるからです。 この奇妙な世界は人間による品種改良の結果作られました。 そこで気になるのは、犬はこの現実をどう思っているかです。 時には自分の十倍も大きく、あるいは十倍も小さく、顔の形も毛色もスタイルも異なる他の犬種を、犬たちは自分と同じ「犬」とカテゴライズして認識しているのでしょうか? それとも大型の犬はウシや馬に、小型の犬はネコに近い生き物だと勘違いしているのでしょうか。 『Animal Cognition』に掲載された論文が、その答えを教えてくれるかもしれません。
初期人類の初めての料理は、直火焼きではなく温泉を使った煮込みかもしれません。 9月15日付けで科学雑誌『PNAS』に掲載された論文によれば、170万年前の人類遺跡のすぐ近くに、熱水を噴出する温泉の形跡が発見されたとのこと。 初期人類による最初の火の使用痕跡は最古のもので150万年前とされています。つまり、もし初期人類が近所に噴出する熱水を調理に利用していた場合、最古の料理は人工的な火起こしによる「直火焼き」ではなく自然環境を利用した「煮込み」となるのです。 研究を主導したマサチューセッツ工科大学(略称: MIT)の研究者たちは、今回の発見を契機に、世界中の初期人類遺跡の近くに温泉があったかどうかを調べるプロジェクトを立ち上げるとのこと。 初期人類も現代人と同じように温泉を有効活用していたのかもしれません。
液体は落下する直前に液滴をしたたらせる液体がこぼれる時は液滴がまず最初に現れる/Credit:depositphotos今回の研究は、誰もがみたことがある原理を元にしています。 液体の入ったガラス容器をひっくり返すと、当然ながら液体は重力に従って下に落ちます。 しかしながら、液体は固体のように全てがまとまって落ちるわけではありません。 よくみると落下する直前に、最下層部分に小さな液滴が形成され、続いて残りの部分の崩落が起こります。 この現象は粘度の高いハチミツを使えば確認することができるでしょう。 ハチミツの入ったボトルをひっくり返すと、やはり最初に真ん中あたりからドロ~と液滴の形成が起こり、その後に全体の崩壊が起こります。 そこで、パリ市立工業物理化学高等専門大学のエマニュエル・フォート氏は、この最初の液滴形成を阻害したら、いったいどうなるのだろうか…と考えました。 というのも、落下の最
Credit: Bobby-Jo家畜が捕食動物に襲われてしまうことは、牧畜業者にとって大きな悩みのタネになっています。 予防策としてのフェンス設置はお金がかかりますし、かと言って捕食動物を殺めるのは人道的に許されません。 しかし、ニュー・サウス・ウェールズ大学(オーストラリア)により、一銭もかからない斬新なアイデアで家畜を守る新たな方法が編み出されました。 その方法は、「牛のお尻に目のペイントを施す」というもの。 子供だましのようなこの方法が、実証テストで驚くべき効果を発揮したのです。 捕食動物の習性を利用した「目のペイント」実験対象となったのは、アフリカ南部・ボツワナの「オカバンゴ・デルタ」で放牧されている牛です。 オカバンゴ・デルタは、世界最大の内陸湿地として知られ、ボツワナの農業収入の8割を占める重要な放牧地となっています。しかし、その大自然ゆえにライオンやヒョウ、ハイエナといった捕
当たり前のように手術に利用されている全身麻酔だが、その原理は謎に包まれていた新たな研究は、超解像度光学顕微鏡を使い脳神経の細胞膜内の変化を観察結果、細胞膜内の脂質ラフトの無秩序化がニューロンの発火を止めてしまうことを確認した 全身麻酔は大きな手術で使われる重要な医療技術です。 全身麻酔なしで手術を受けるというのは、考えられない話です。 しかし、この「全身麻酔がなぜ人の意識を奪うのか」という詳しい原理については、医学はこれまで説明することができませんでした。 麻酔の原理がよくわかっていないという話は、ちょくちょく耳にしている人もいるかもしれません。 けれど、こうした医学ミステリーの古株も、とうとう最新技術を用いた研究を前に陥落したようです。 新しい研究によると、細胞膜内にある本来なら秩序だった脂質クラスターが、クロロホルムにさらされると短時間で無秩序になるということが原因とのこと。 最新の超
宇宙は加速膨張しており、その原因は検出できない暗黒エネルギーと言われているこれは宇宙のどの位置でも光度が一定になるという天体Ⅰa型超新星の観測から明らかとなった今回の研究はⅠa型超新星が常に一定という理論を否定しており、そのため暗黒エネルギーも否定されるという 暗黒エネルギーとは、宇宙の加速膨張の原因なっていると考えられている未知のエネルギーのことです。 宇宙の加速膨張を提唱した研究者たちは、ノーベル物理学賞を受賞。今では多くの天文学者たちが、まったく検出できない謎の暗黒エネルギーを特定しようと研究を行っています。 しかし、暗黒エネルギーはあまりに謎が多いので、それを探すより否定する材料を探している科学者も多く存在します。 今回発表された研究では、宇宙の加速膨張を支持する観測自体に問題があると指摘しています。 暗黒エネルギーに関する議論を行う以前に、そもそも宇宙が加速膨張しているという問題
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