自分でコントロールしていくものか。やむをえず染みついてしまうものか。 習慣ときいてまずイメージするのは後者だ。飲酒に喫煙、浪費癖。ちょっとした空き時間とか退屈を感じた時にまずスマホ、みたいなのもそのひとつだろう。後からいかんと思いつつも、ときにはほぼ無意識のうちにやってしまう習慣の数々。自分自身、いちいち思い返したくないくらい心当たりがある。 かといってただ我慢すると反動がくることも。すぐ読むもの以外買わない生活を続けようとしたものの、気づけばAmazonプライムデーのセールでポチりまくって結局チャラに(これは3日前の自分)。習慣というのは本当にままならない。 前者の世界(理想)に生きたくても、なかなかそうはいかない。でもしくみを知って、ままならないなりに多少抵抗したい。そんな人たちのための一冊だ。アルコールやニコチンといった定番から、爪を噛む癖まで。さまざまな例とともに、習慣のしぶとさ、