この連載(パリ近現代建築総まくり!必見30選)では、日仏友好160周年を機に、パリ市内の名建築30件をリポートしている。今回は、建築巡りをひと休みして、11月1日にパリ市庁舎前で始まった「FUROSHIKI PARIS(ふろしきパリ)」の展示風景をパリ在住の美術史家、飯田真実氏にリポートしてもらう。パビリオンなどを設計したのは、パリを拠点にする建築家、田根剛氏。都内で開催中の2館同時展(TOTOギャラリー・間、東京オペラシティアートギャラリー)も話題を呼んでいる注目の建築家だ。(ここまで宮沢 洋=日経 xTECH/日経アーキテクチュア) 日本とフランスが友好160周年を迎えた今年、秋が深まるパリで日本関連の文化事業が多数行われている。そのなかで、東京都主催の「FUROSHIKI PARIS(ふろしきパリ)」がパリ市庁舎前広場で11月1日にオープンした(会期は11月6日まで)。「パリ東京文化