個人のプライバシー意識は高まる一方なのに、なぜか沸騰する芸能スキャンダル。ちょっとやり過ぎ? モヤモヤしていたら「表現の自由なんてメディアの理屈は、世間の不信感を増すだけです」。「週刊文春」の元編集長、木俣正剛さん(68)は手厳しい。「話題の女優の不倫話と、ジャニーズの性加害問題の違いをはっきりさせること。メディアの信頼回復の核心です」 不倫話とジャニーズ問題の記事は別 「事件の一報を聞いて『とうとう来るべきものが来てしまったか』と思いました。最近の過剰な芸能ネタを見ていると、いつかこんなことが起きるのでは、と心配していましたから」 まず木俣さんが振り返ったのは、市川猿之助被告の事件。両親に向精神薬を服用させ、自殺を手助けしたとして、売れっ子の歌舞伎役者が自殺ほう助の罪で起訴された。市川被告による共演者や弟子へのハラスメント疑惑を報じた週刊誌が発売される直前に、事件は発生した。 「たとえ本
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