『BLUE GIANT』石塚真一と挾間美帆が考えた、楽器から入るジャズ講義 〜INTRODUCTION〜 「楽器の魅力を知れば、ジャズがもっと身近になるはず」。そう考えた『BLUE GIANT』シリーズ作者・石塚真一が、第一線で活躍する音楽家にインタビュー。楽器の個性やバンド内での役割、聴くべき名盤までを教わりました。
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“当たり前”になった考え方を見直し、自分がいる環境をよりよく変えていく 2019年にハロー!プロジェクトのグループであるアンジュルムを卒業。その後もソロやバンドで音楽活動を続ける傍ら、自らの体験や問題意識を基に「アイドルとはこうあるべき」「女性とはこうあるべき」といった社会通念を問い直す発信も積極的に行ってきた和田彩花さん。そうした挑戦が始まったきっかけは、「自分にはロールモデルがいない」と気づいたという18歳の頃。 「アイドルのセカンドキャリアを考えたときに、ママになる以外の選択をしている人がまだまだ少ない。ただ、私は恋愛や結婚に興味がなかったので、自分はこれからどうやって生きていけばいいのだろうと考えた時期があったんです。それで、どうにか参考にできる存在を求めて、偉人の言葉をネットで検索してみたんですが、どれも自分にはしっくりこなかった。自分に合う考え方は、自分自身と対話して見つけてい
名盤に名サイドメンあり、今も新しい愛聴盤の10枚 石若 駿・選 今回の10枚は僕が若い頃にハマって、かつ30歳を迎えた今も聴き続けているアルバムを基準に選びました。 もし今回紹介した10枚の中で気になる音楽に出会えたら、そこからさらにとことんディグって、面白い音楽を見つけてください。一枚お気に入りのアルバムを見つけたら、そこから派生してまた一枚また一枚と、興味の枝葉を広げていく楽しさを知ってもらえると、すごくうれしい。 参考までに僕のやり方を披露すると、気に入ったアルバムのサイドメン、ドラマーやベーシストがほかに誰のアルバムに参加しているのかとか、自分のリーダーアルバムは出しているのかなどを調べていくんです。そうすると、その先に興味をそそられるアルバムと出会える可能性が高くなる。僕はそうやって、10枚すべてと出会いましたから。この10枚は僕の中では間違いなくつながっていて、相関図を作ると面
狭いエリアにライブハウスやレコードショップが密集する渋谷は、世界的に見ても音楽のホットスポットだ。今年の8月にオープンしたばかりのホテルインディゴ東京渋谷はそのカルチャーを取り込んだ、場所に開かれたホテル。今回は、渋谷にゆかりの深いトラックメイカーのSTUTSさんが訪れ、音楽と渋谷のことを語ってもらった。 箱根強羅、軽井沢、犬山有楽苑に続き、今年8月に渋谷にもオープンしたホテルインディゴ 。時代と共に変化を続ける渋谷の街と寄り添うように、アート、食、ファッションなど、ネイバーフッドのストーリーをデザインやサービスに取り入れている。中でも、特に力を入れているのが音楽。客室には、各部屋の雰囲気に合わせた8枚のレコードが用意され、貸出しされるレコードプレイヤーで聴くことができる。ギャラリーさながらのレストラン<Gallery 11>にもレストランのインテリアにもレコードが印象的に並ぶ。また、丁寧
物干し竿に吊されるおばあちゃん、ゴミ袋の中でうずくまる老婆。掲載されているこれらの写真は、決して老人虐待の証拠ではない。フォトグラファー・西本喜美子による自作自演のオリジナル作品だ。自虐とユーモアが絶妙なバランスで共存する自撮り写真によって一躍有名になった西本は、72歳から写真を始めたというスーパーおばあちゃんだ。 息子の和民(かずたみ)氏は〈遊美塾〉という写真教室を主宰しているアートディレクター。自宅には生徒たちがよく遊びに来ていたそうで、そのたびに「喜美子さんも一緒に写真やろうよ!」と焚(た)きつけられ、えいやと写真の世界に飛び込んだ。 「塾で写真の撮り方やパソコン操作の基本は覚えたけど、私には難しいことはわからない。先生も、“画質や構図を気にするよりも、大切なのは見る人の心に響くかどうか”と言っています。だから私も細かいことは気にせんようにしています。その代わり、面白い写真になるよう
photo: Kiyoaki Sasahara [L MANAGEMENT] / hair&make: Megumi Kuji / text: Keika Kishino, BRUTUS 背筋がゾッとする話が好きな人も、ほどよいスリルを楽しみたい人も、“怖いもの見たさ”は人それぞれ。映画、小説、YouTube、ゲーム……。あらゆるホラーコンテンツの中から、BEYOOOOONDS(ビヨーンズ)のお二人に好きな作品を選んでもらい、それぞれの"怖さレベル"を判定してもらいました。 本記事も掲載されているBRUTUS「怖いもの見たさ。」は、8月16日発売です。 不気味なのにうっとり。なぜか惹かれる不思議 思えば子供の頃からホラーが好きでよく観てましたね。いっちゃん(一岡)を映画に誘うことが多くて、2人であれこれ考察し合うのが楽しい。でも本当は怖がりです。Jホラーは日常に近いから恐怖があとを引いて、
文庫の2大巨頭、 新潮と岩波。 書店の文庫担当者に、最もリピート発注している本は何か、と尋ねたら、実際多くの人から返ってくるのは太宰治『人間失格』と夏目漱石『こころ』でしょう。調べてみるとやはり刷数も圧倒的。メディア化に加え、教科書や学校の授業で紹介されたりと、高い知名度が一つの理由。 2作は各出版社から刊行されていますが、新潮文庫の『こころ』は1952年に出版され、70年近くにもわたり増刷され続けています。さらには「Premium Cover」をかけ、外装もアップデートするなど、イメージを刷新し続ける工夫も多いです。 一方、数多くの名著を文庫にしてきた岩波書店はどうか。多くの出版社の本が委託販売制であるのに対して、岩波は返品ができない責任販売制。 しかも岩波文庫の『こころ』は、新潮文庫のおよそ1.6倍の値段にもかかわらず、136刷と増刷を重ねています。この刷り部数は大正以降、100年以上
当たり前の話だが、飲食店で食品サンプルを見て注文したのに全く違うものがサーブされた、なんてことは基本的にないはずだ。飲食店では自分のところで提供するメニューそっくりの食品サンプルを展示し、いわば販売促進のツールとして誘客する。 食品サンプルを作る職人さんは、飲食店からのオーダーに常に忠実だ。サイズまでほぼ等倍で再現する。盛り付けや具材の内容を変えたり足し引きするなど、勝手なアレンジは許されないのだ。 しかし、食品サンプルのリーディングカンパニーである株式会社岩崎では年に1度だけ、職人たちがそのクリエイティビティをいかんなく発揮できるお祭り場がある。それが、「食品サンプル社内製作コンクール」だ。このときばかりは「作りたいものを作る」が許される。 常識にとらわれない自由な発想と、経験、技術の粋が結実し、現代アートとも取れる素晴らしい作品が出来上がる。2021年のそのエントリーの一部をご覧に入れ
グッチの世界観に浸れる 没入型エキシビション グッチはブランド創設100周年を記念し、2021年の5月フィレンツェのグッチ ガーデンで「グッチ ガーデン アーキタイプ」展を開催。そのエキシビションがこのたび日本に上陸した。 アレッサンドロ・ミケーレがクリエイティブ・ディレクターに就任以降6年間の広告キャンペーンを、シーズン・テーマ別に立体的に表現。時系列ではなくランダムに構成された13の展示室は見応え十分だ。 その内容もコレクション同様タイムレスで、どれも全く古さを感じさせることはない。舞台や時代設定などはシーズンによってバラバラだし、折衷主義を貫いているが、グッチの世界観はブレること無く、服がどんなコンセプトにも自然と溶け込んでしまうことに改めて驚かされる。 YouTubeで見られる広告キャンペーンのムービーを予習・復習しておきたい。お気に入りのシーズンのコレクション(洋服)について、さ
見た目どおり、ごはんをよそったお椀に焼いたウィンナーを乗せて塩・胡椒・ケチャップをかけたもの。今回は多めのサラダ油で軽く揚げ焼きのようにした。 この連載ではわたしが〆切前日ないし当日に作ったC級ごはんを紹介してゆくのだが、その材料は庶民的なものの中でも上等なものをあえて雑に扱うことでより輝く、という持論がある。例えば、プライベートブランドのウィンナーではなく〈シャウエッセン〉を選ぶこと。そしてそれを強火で乱暴に焼くこと。爆ぜても逃げ出さず、コンロの前で仁王立ちをやめないこと。 前回、キャベツのソース炒めを食べ過ぎてソースの香りが苦手になった時期があると書いたあと、ウィンナーでも同じことがあったと思い出した。 お弁当に必ず入って(入れて)いたから、というよくある理由だけど、何せわたしのお弁当歴はとんでもなく長い。幼稚園から高校の15年間、給食を一度も経験したことがないお弁当っ子だった。高等部
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