2009-10-05 當山日出夫 Twitterからのネタ。 「洒落」を「酒落」と書く、まあ、手書きの文字であれば、単なるミスでご愛敬。しかし、Googleで検索すると、誤字(誤変換?)とは、思えない例が出てくる。 おそらく、「しゃれ→洒落」と変換せずに、一字づつ入力したためかと思われる。読めると、書ける、打てる(ワープロ)の、微妙な関係がある。 これで、論文の一本ぐらい書けそうだが、さて、どうするか。 當山日出夫(とうやまひでお) twitter:yamamomo_htoym
2009-09-08 當山日出夫 小形さんの「もじのなまえ」にさっそくアクセスして、資料を見る。小熊さん、小形さんに感謝。 http://d.hatena.ne.jp/ogwata/20090908 許容字体の表示法、これは理解できるのだが、そうすると、「祖」はこれでいいのだろうか。 まず、確認しておくのは、今回の、「新常用漢字表(仮称)」には、「しめすへん」の字は無い、ということ。 印刷標準字体(表外漢字)では、「しめすへん」「しょくへん」「しんにゅう」が、三部首許容となっている。このうち、「しんにゅう」の「謎」などが、大問題になっていることは、周知のことである。 ところで、「しめすへん」については、最新の表示法、試案(「本表」のページ見本)、において、 ネ且(示且) の形式で、( )によって、康煕字典体をしめすとなっている。 はたして、このあつかい、印刷標準字体との整合性は、問題ないだ
2009-08-07 當山日出夫 産経新聞の8月5日の夕刊(大阪版)に書いたこと。もちろん、「新常用漢字表(仮称)」について、である。この原稿を書きながら、あるいは、書いてから、ああ、このことが実は一番大事なのに議論されていない、と感じたこと。それは、 文字の歴史的な流れとは何であるのか。たとえば、当用漢字が戦後に制定された時点から考えるのか、近代の活版印刷史にさかのぼるのか、さらには、それ以前の版本や写本の時代まで考えるのか。そして、最も重要なことは、現在の日本語の表記を考えるときには、どの観点にたつべきかという点である。 自分で書いた文章(一太郎で残した原稿)からの引用。 どうも、これまでの「新常用漢字表(仮称)」をめぐる議論で、錯綜するのは、このあたりの論点が整理できていないからだと思う。特に、「しんにゅう」の点がどうのこうのという議論は、視点の設定によって、まったく論点が変わる。そ
2009/06/07 當山日出夫 おがたさんの「もじのなまえ」でのコメント takeiさん http://d.hatena.ne.jp/ogwata/20090602/p2 たとえば「吉」なら上が短くても字種は同じですが、「土」と「士」では明らかに字種が違う。「未」と「末」もそう。これをどうやって小学校低学年に教えますか? 不急かつ複雑な記憶事項が増えるだけです。 ざっくばらんにいえば、手で文字を書くのが主流であった時代、「土」「士」の区別は、 「土」には、「てん」を付加する 「士」は、そのまま だいたい、筆で文字を書いて、線の長さの長短をきちんと区別するというのは、どだい無理なはなし。特に、近世の、実用的な書体においては。 ・手書き書体と活字とでは、字体が異なる これは、言い尽くされている。だが、忘れがちなのは、 ・字体の区別の方式も異なる という点である。 これを、いまさら、昔にもどせ
2009/06/01 當山日出夫 いま、たまたま読んでいる本(途中まで)、 徳田雄洋.『デジタル社会はなぜ生きにくいか』(岩波新書).岩波書店.2009 この本、「障害」の用例がたくさんでてくる、 公共システムの停止や障害で社会的混乱が発生する(p.18) 取引依頼の確定通知が回線障害等で届かない場合(p.46) 動作障害(p.59) しばしばサービスが動作障害を起こすからである(p.60) 決して探して読んだわけではない。もっとたくさんある。たまたま目について、付箋をつけた箇所の一部。 こういう例を見ると、「しょうがいしゃ」の人たちが「障害者」の表記を忌避したくなる気持ちに同感する。 理想をいえば「しょうがいしゃ」が無くなるのが望ましい。だが、そのための一歩として、意識を変えよう。そのひとつのきっかけに、表記としての「障碍」の問題がある。いや、あるべきである。私は、このように認識している
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