バイクや車で気持ちよ~く走っていたら、口の中にカメムシが飛び込んできて、ギャアァ!!!! "カメムシあるある"のひとつであるこんな体験をしたことがある方は、ご安心(?)を。なぜなら「カメムシを生で食べる」食文化は世界に存在しているのだ。焦ることはない。 古今東西で、1,900種以上の虫が食べられているという「昆虫食」。その中でも、「ホントに食べられるの!?」と特にびっくりされる虫のひとつは、カメムシだろう。 カメムシは「へ(屁)っぴり虫」という不名誉な呼び名を持つことからも知られるように、外敵への防御物質として放出するニオイによって、ゴキブリに次いで嫌われがちだ。ところが所変わればこのニオイも調味料へと早変わり。 ■世界の食文化に貢献するカメムシ臭 ラオスではカメムシと香辛料を一緒に潰し「チェオ」と呼ばれる調味料が作られ、メキシコではタコスのスパイスとして生のままはさんで食べるという。また