埼玉県の上田清司知事は1日、民主党代表選に出馬した菅直人首相、小沢一郎前幹事長の両候補に関して「小沢氏は鳩山・小沢体制での政権運営に限界を感じて幹事長を辞めており、ダメだった。菅首相は発信力が弱く、ダメそうだがダメではない。ダメな人とダメそうな人の戦い」と述べた。県庁で報道陣の取材に答えた。 上田知事は菅首相について「国のあり方を示さず、経済成長戦略も麻生太郎内閣の焼き直し。円高株安に歯止めをかけられない」と批判。小沢前幹事長に対しては「政治とカネの問題が説明できず、参院選で民主党が負けると思い退いた。出馬は変な感じだ」と立候補自体に疑問を呈した。 その上で、経済対策などの政策体系を示すべきだと両候補に注文を付けた。