2019年11月7日のブックマーク (4件)

  • 赤瀬川原平さん 20歳の小説 大分の機関誌に掲載確認 50年代「独特の観察眼」 | 西日本新聞me

    拡大 赤瀬川原平さんの小説「再出発」が掲載された新世紀群機関誌の16号(左、大分県立図書館所蔵)と15号の複写 前衛美術家として活躍し、ベストセラーとなった「老人力」や「超芸術トマソン」などの著作でも知られる芥川賞作家の赤瀬川原平さん(1937~2014)が、20歳の頃に書いた幻の初期小説が見つかった。赤瀬川さんが参加した大分市の美術サークル「新世紀群」の機関誌に掲載されていた。赤瀬川さんと長年親交があった編集者は「書籍化されておらず、その後の小説へとつながる原点」と高く評価する。 見つかった小説のタイトルは「再出発」。機関誌の15号(1957年10月)と16号(58年3月)に2回に分けて掲載された。原稿用紙7枚ほどの短編で、赤瀬川克彦と名が記されている。15号は福岡市の美術研究家が複写を、16号は大分県立図書館が原物を所蔵していた。 作品は、ある日、「トランプの夢」から目覚めた「彼」が

    赤瀬川原平さん 20歳の小説 大分の機関誌に掲載確認 50年代「独特の観察眼」 | 西日本新聞me
  • プロパガンダに利用されやすいアートでもある――津田大介が「平和の少女像」を美術館に展示したかった理由 | 文春オンライン

    ◆ 「津田が炎上マーケティングを仕掛けたんじゃないか」 ――企画展「表現の不自由展・その後」(以下、不自由展)における「平和の少女像」など一部の展示物について、私は津田さんからお話を伺って事前に知る機会がありました。その時、津田さんは予想される反応をある程度把握しているような印象を受けましたし、「いちばんヤバい展開になるとしたらやはり『表現の不自由展・その後』でしょうね」(『公の時代』)などと各所で発言しています。それでも、これほどの問題に発展するという展開は予想外でしたか? 津田 「津田が炎上マーケティングを仕掛けたんじゃないか」という話も出ましたが、まったくそういうつもりはありませんでした。会期中の75日間、ずっと継続してすべての作品展示を続けたかったというのが偽らざる音です。不自由展は主にキュレーション面の批判にさらされましたが、ずれた批判であると感じます。狭いスペースに大量の作品

    プロパガンダに利用されやすいアートでもある――津田大介が「平和の少女像」を美術館に展示したかった理由 | 文春オンライン
    momobookmark
    momobookmark 2019/11/07
    "文化や芸術に政治を「持ち込んだ」のは一体誰なのか。日本でここ数年起きている文化や芸術の現場と政府の緊張関係に触れることなく、あいちトリエンナーレ「だけ」を批判している人たちはフェアではないと思います"
  • なぜ途中で辞任しなかったのか? 津田大介「表現の不自由展・その後」展示中止から再開まで、激動の75日間を語る | 文春オンライン

    ◆ まだトリエンナーレの悪夢を見る ――ご無沙汰しております。津田さんは、ジャーナリズムとアカデミズムの垣根を超えて、ネット、音楽、社会問題など多方面で旺盛に活躍している稀有な書き手のひとりだと思います。リベラルの論客でありながら、会社経営者でもあるという背景も興味深く、一度しっかりお話をお聞きしたいと思っていましたが、まずは、今回の「あいちトリエンナーレ2019」について伺います。閉幕までお疲れさまでした。 津田 ありがとうございます。残務も結構ありますし、終わった実感はあまりなくて、毎日まだトリエンナーレに関係する悪夢を見ます。会期中はそれだけ緊張状態にあったんだな、と。 ――8月1日から10月14日、75日間の会期を振り返って、いかがでしたか。 津田 毎日予想もつかないようなトラブルが尋常じゃない量降りかかってくる感じで、昼夜問わずその対応に明け暮れていました。飛行機に例えれば、離陸

    なぜ途中で辞任しなかったのか? 津田大介「表現の不自由展・その後」展示中止から再開まで、激動の75日間を語る | 文春オンライン
  • 私が文化庁の委員を辞めた理由(鷲田 めるろ) @gendai_biz

    なぜ「政府からの独立」が必要か? 私は今年10月14日まで開催されていた「あいちトリエンナーレ2019」のキュレーターの一人であるが、同時に文化庁の委員を二つ務めていた。 一つは、2018年に始まり、日の現代美術の海外発信を目的とする「アートプラットフォーム事業」、もう一つは非公表の外部審査委員(文化庁の特定の事業の審査を行う役職)である。 アートプラットフォーム事業は、海外との人的ネットワークの構築、日の美術に関する文献の英訳、海外に向けた日の美術館の収蔵情報データベース整備などを行なっている。私はその中で、翻訳ワーキンググループの主査を担当していた。訳すべき文献の選定をし、各文献にふさわしい英訳者を探し、校閲も含めた編集体制を整えること、著者や発行元、画像の権利処理についての方針を固めること、出版やウェブなど公開方法の検討をすることが主な仕事内容である。日の美術に関する文献が英

    私が文化庁の委員を辞めた理由(鷲田 めるろ) @gendai_biz