5+3 や 9+6 のような暗算のたし算を、 指で数えて計算しています。 5+3 の5を「ご」と読み、 「ろく、しち、はち」と、 指で3回数えて、 答え8を出します。 5+3=8 です。 9+6 の9を「く」と読み、 「じゅう、じゅういち、じゅうに、じゅうさん、じゅうし、じゅうご」と、 指で6回数えて、 答え15を出します。 9+6=15 です。 この子に、 「たし算はあなたがつかむのだよ」、 「指で数えて計算していると、必ず答えが浮かぶようになるよ」、 「指で数えなくても答えが出るようになるよ」、 「必ずこうなるから、指で数えて計算してね」と教えても、 理解してもらえません。 5+3 を見ただけで答え8を、 9+6 を見ただけで答え15を 浮かべる力をつかむ前の子どもに、 指で数える計算を続けると、 やがて答えが自動的に浮かぶようになると 説明しています。 説明されても、 体験する前の子