先日、海外各国では既に利用されていたApple Watch(Appleが開発・販売している多機能な腕時計型の電子機器)の「心電図データ解析、分類」、「心房細動(不整脈の一種)の通知」の機能が、本邦でも医療機器として承認され、国内でも利用可能となったことがニュースになりました。 筆者も心臓を診る循環器内科医の視点で、機能の有用性や心房細動自体の解説を前記事で述べましたが、本記事では続編として、Apple Watchが国内外の医師にどうみられているかについて触れてみたいと思います。 (※ 本稿ではApple Watchの機能と心房細動という病気については解説しておりません。前記事を先に読んでいただくと、本稿の内容がより理解しやすいかもしれません。) 世界的企業の製品の新機能ですから、各ニュースサイトなどで本件は大きく話題になっていましたが、このApple Watchの新機能は、実は医療界隈、少